日本在住の中国人監督が撮影したドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』が、4月から日本で公開されるそうですね。
私が
このニュース(産経新聞2008.2.8)に初めて接したのは3月9日(日)。それもこれも、
稲田センセーさまのおかげ(朝日新聞2008年03月09日)ですねぃ。
折りしもソウル市内にあるインディ映画専門館で「アジアのインディ映画なんたら」というイベントをやっていて、『靖国 YASUKUNI』も上映されていました。
しかし、私がこれに気づいたのは日曜日の夜。次の『靖国』の上映は火曜日の16時から1回のみ。会社勤めをしている私には無理ですわ。
それでガチョ~ンとなっていましたが、どうやら映画『靖国』は来月、日中韓で同時上映されるようです。
いや~、稲田センセーさまが
検閲、じゃなくって宣伝、あ、いやいや 話題にしてくださらなかったら、地味ィ~に上映されて終わりだったんでしょうなぁ。ま、韓国じゃヘタレて
上映取りやめってこともないだろうしィ~。うひひ。
それでは、韓国のニュースチャンネル、YTNの報道です。どうぞ~。
映画『靖国』、日・中・韓同時上映の予定
[キャスター]
日本の軍国主義の象徴である靖国神社を扱った映画が韓国と中国、日本の3カ国で来月、同時に上映される模様です。日本ではこの映画の公開を控え、事前検閲論争が繰り広げられています。映画を製作した李纓(リ・イン)監督に東京のキム・サンウ特派員がインタビューしました。
[レポーター]
この映画は日韓、日中間の外交問題を起こしかねない場所である靖国神社の様々な光景を映し出しています。中国のCCTVプロデューサー出身で、89年に日本へ渡ったリ・イン監督は、戦争後遺症という問題意識から10年間撮影したと語りました。
[インタビュー:リ・イン映画『靖国』監督]
「(戦争後遺症という)病気をどう治して行くかをみんな考えなければなりません。私も、日本人も、韓国人も、中国人も、みんながこの問題について考えていくことが大切です。」
自民党の強硬右派議員たちは、日本政府から約7000万ウォン(750万円)の支援金を受けて制作されたこの映画が反日的な内容を含んでいるとし、最近、政府側と共に試写会を開いたことから事前検閲だという論争を起こしています。
[インタビュー:リ・イン映画『靖国』監督]
「色んな議員が映画を見て内容をチェック、チェックしたうえで反論、反発をしてくると思います。これは一種の検閲です。」
リ監督は特に来月12日の日本公開を控え、日本国内で右翼から上映するなという脅迫を受けていますが、屈服はしないと強調しています。
[インタビュー:リ・イン映画『靖国』監督]
「一部の右翼の人たちが脅迫電話をかけてきて、上映をやめるように言っています。このような問題は国会議員の動きと同じ時期に起きています。」
リ・イン監督は、この映画が日本だけでなく、日中韓3カ国で来月同時に上映されるように交渉しており、今後は日本軍による南京大虐殺や天皇問題などを扱った映画をつくりたいと語りました。
ここがその靖国神社です。リ・イン監督は、これからこの光景が変わっていくことがあるのか、それともそれ自体が不可能なのかという問題意識を投げかけています。未来志向的な日韓関係、日中関係は、まさしく歴史認識から始まるからです。
東京からYTN、キム・サンウでした。