この「選挙にGO!」シリーズ、
書こうと思ったきっかけは、例の岩手の選管の件でした。
今の与党の狙いがモロに出た事件だなと、
思ったわけですよ。
でも、これで世論が盛り上がっていれば、
これはこれでよかったんですけど、
ど~も、フェードアウトしていった感が…。
あ~、こりゃイカンな~と思ったのですよ。
んで、岩手のキャッチ・コピーじゃないですけど、
有権者の多くの人は
「どうして不満があるのに何も言わないの?」
と、疑問をもつようになっちゃたんですねぇ。
だって、今の政治や制度に不満を持っていない人なんて
ほとんどいませんよ。少なくとも私のまわりには。
なのに、なんてせっかくの権利を行使しないのかな~と。
そして投票率が低い理由の一つに
「今の政治がわかりにくくて、おもしろくない」
というのがあるのではないかと。
だったらハムニダが
分かりやすく書いてやろうと思ったのです。
でも最初は、「その3」あたりまででまとめようと
思っていたんですが、書いていると次から次へと
政治に対する不満がフツフツとわいてくるんですわ。
さらに、ハムニダの神経を逆なでするような
こんな事件もありました。
↓こちらのサイトをご覧下さい。
http://www.monjiro.org/Mad_Amano/2004/040623.html
これは、「みどりの会議」党首の公式HPにリンクされているものです。
『この国を想い この国を創る』
↓
『あの米国を想い この属国を創る』
いや~、パロディーというより、“事実”じゃん。
だのに~、自民党の安倍幹事長は、
(1)パロディーを党は承諾していない
(2)事実に反し、党の評価を低下させる
(3)小泉総裁と党の名誉を棄損した--と削除を求め、
作者と、リンクを張っている某候補者と、さらにプロバイダーにまでも
その「通告書」を送ったんじゃげな。(無粋ですね)
これに対し、作者と某候補者は
「言論表現の自由は何よりも尊重されるべきだ」と削除を拒否し、
1)パロディーを政治批評としての表現分野と理解しているか?
2)「事実に反する」という証拠はあるか?--などと
逆に公開質問状で尋ねたと。
なのに~、今度は自民党側はシカトを決め込んだのです。
(私が単に情報を掴めてないだけなのかもしれませんが)
どっこを見てもこれに対する自民党の反論が見当たらないんです。
お~い、日本の「表現の自由」よ、どこへ行った~?
さらにマスコミ各社は、乱発される“サプライズ”
(曽我さん、メビサちゃん、民間人登用、高速道路、オウム、
あとはいろいろありすぎてすでに忘れちゃいました)
ばかりを報道しています。
お~い、参院選よ、どこへ行った~?
さらに、7月7日の自民党のネガティブ・キャンペーンですわ。
全国紙・地方紙の51紙に“全面広告”って、一体、
自民党はいくら払ったんでしょうか?
自民党はこれで票が増えるとでも思ったのでしょうか?
いえ、そんなことよりも、汚い罵りであるネガティブ・キャンペーンは
有権者を失望させて「投票率を下げる」という効果があります。
そうなると、固定票頼みの与党の思うままですね。
まぁ、広告の内容については、民主党側の反論も読んで
頭の中をニュートラルにしておきましょう。↓
http://www.dpj.or.jp/news/200407/20040707_03fujii.html
でも“ニュートラル”などと言いながら、
実はかなり「反与党的」な事を書いてしまいました。
だって今の政権に、かなり不満があるんですもの。
それに、今の日本は政治に不満をぶつけるどころか
「選挙に行こう」と呼びかけるだけで
“反日的分子”と非難されそうなアヤうさがあるように見えます。
だから、今のうちにホザいておこうと思ったのです。
ただ、投票日までもうあとわずかなため、
このシリーズをかなり急いで書きました。
内容などは、わかる範囲で事実に忠実に書いたつもりですが、
拙速な部分も多いかと思います。
先にお断りしておきます。
じゃぁ最後の最後に、これだけ言わせてください。
選挙のあとになって、酒飲んでクダ巻こうが、
HPの掲示板を荒らそうが、グチろうが、八つ当たりしようが、
デモしようが、座り込みしようが、署名集めようが、
国会議員のセンセエ方の耳には届かないのであります。
“民主主義国家”において、
投票するという行為にまさる意思表示方法はないのです。
今ならまだ日本は“民主主義国家”です。
だから投票は必ずしてください。
《選挙にGO!・完》