2004年02月19日
ぼんそわ~!さヴぁ?
19日に韓国にもどりました。
時差ぼけです。
眠くないけど、ぼぉぉぉぉぉ~っとしてます。
韓国にもどって思ったのは、
『韓国って、かなりイイ国だったのね』という事です。
だって、トイレと人情とインターネットは(ほぼ)タダだし。
韓国では街中にPCバンがあって1時間だいたい100円くらいで利用できる。
しかも銀行もないようなド田舎に行ってもPCバンだけはなぜだかある。
さらに区役所や郵便局などの公共機関や銀行などにもパソコンが置いてあり、
勝手に使ってもいいようになっている。
各大学にも大規模なPC室があり、学生証やIDがなくても利用できるところが多い。
(管理をちゃんとしてないともとれる)
しかも、そのすべてが超高速インターネット。
日本語のダウンロードもすぐできる。
速いねぇ~。
それに慣れているもんだから、古い欧州に行ってみてビックリ。
(遅れてると思っていた)日本よりも公共のネット環境が悪い。
都市の中心部に行かないとネットカフェなどがない。
しかも高い。(30分で200円くらい)
さらにめちゃくちゃ遅い。(もしかして電話回線?)
ロンドンで30分だけ利用したが、あまりにも遅いのでメールを送ることを断念し
た。
画面が変わるのを待ってるだけで時間だけが過ぎていったし。
あぁ、もったいなぁ~。
某首相が女性問題から逃れるために遊学はしたけれど単位はちっとも取っていない
という(噂の)大学を見たが、IDなしでは利用できなかった。
セコイぞ。ロンドン大学。
と、いうわけで、旅行記をオン・タイムで送ることができなかったのよ。
これからボツボツ整理して不定期でお送りします。
でも、色々な事がありすぎて、まとまらん。
起きた出来事の順番もよく覚えていない。
えぇ、ホントに色々とあったんです…。
こうしている間にも頭の中を走馬灯のようにグルグルと。
それはもう、夢のような毎日でした。
でも、よく考えたら、今現在も旅行中のような生活をしている。
それでは、見切り発車で始めちゃいます。
薫のすいーと・はにむーん旅行記。
■ 再入国許可
こんなのから始めて、何が“すいーと”だ、というツッコミは無しね。
あまぁ~い話は後でナンボでもしますがな。
(いらんって?)
さて、ビザを持って在住している外国人は、再入国許可を受けないと
帰国してもビザが無効になるのよ。
で、再入国許可には1回限りのシングル(3万ウォン)と有効期間内は
何度でも出入国できるマルチプル(5万ウォン)があるのです。
当然、2回以上出入国をする場合、マルチプルの方がお得なんですけど、
これはソウル市内にある出入国管理局に行かなければならない。
空港で即日申請できるのはシングルしかない。
彼氏は事前にマルチプルを取っていたけど、あらま、私ってば再入国許可を
取っていなかったのだわ。
なんせ、ホラ、前日に決定した旅行ですから、何も準備ができてなくって。
仕方がないので、割高だけど空港の入管でシングルを申請しに行った。
そこでは中国人のグループとバングラディッシュの3人が列を作って待っていた。
(ここですでに時間のかかりそうな予感がする)
彼らは私の見たことも聞いたこともないような書類を書かされている。
しかも、航空券を見せろだの、通帳を見せろだの色々言われている。
中国人女性の一人は赤ん坊をつれていたが、その子の戸籍がどうのこうの
という話をしている。
延々15分くらいのやり取りの後、やっと私の番がまわってきた。
私はその場で書いた「再入国許可申請書」という書類とパスポートを出した
だけで即、再入国許可のスタンプを押された。
書類提出からスタンプまでの所要時間、5秒くらい。
この差はなんだ?
いくら不法滞在や不法就労が多いとはいえ、それによって韓国(日本も)経済が
支えられている面もあるのに。
学校の先生からエコヒイキされたような、ものすごくイヤ~な気分になってしまった。
人間の価値ってやっぱり平等じゃないのか…。
■ トランジットの悲劇
実は、私たち、ヨーロッパの前に日本の地を踏んでいたのです。
直行で仁川空港からロンドンに行くのよりも、関西空港経由で行った方が
航空券が安いので。
夜に関空に着いて翌日の午前に出発。
関空の向かい側にあるホテルの宿泊と朝食付きである。
時間はもったいないけど、ホテルと朝食がタダ!
私は超~喜んだ。
さらに、彼氏は別の何かを期待していた。
それは、キ・モ・ノ。
(正確にはユカタなんですが…)
夜はそれを着て眠り、翌朝それをお持ち帰り(コラっ!)する計画を立てていた。
さらにそれをフランスのお兄さんや、ドイツの叔父さんに見せびらかすという。
いや、でもそれは、正確には“KIMONO”じゃないし、
もしかして、某日系航空会社の鶴のマーク入りなのでは………。
という不安が私の頭をよぎったが、彼氏はもうルンルン。
部屋に入るなりキモノを探し出す。
しかし、引き出しを開けた瞬間、その期待は失望に一転した。
宿泊客に用意された寝巻きは、ユカタではなくパジャマとネグリジェの中間のようなシロモノだった。
襟付き前ボタンのシャツ型で、丈がひざ下まである。
柄は白とペパーミントグリーンのストライプ。帯もなし。
いや~、ヤツの落胆のしようといったら、もう。
鶴のマークの日○航空は、一人の外国人の夢をぶち壊しましたな。
(私は少しホッとしたけど)
くやしいので、翌朝の朝食はもちろん機内食も食いまくり、さらにおかわりもし
(機内食って、おかわりできるんですね)、パンやお菓子やミネラルウォーターなどを非常食用に大量に“お持ち帰り”してしまった。
ま、どうせたくさんあまってるんだからいいでしょ。
(しかし、荷物がパンパンになったぞ)
《ぱーと2へ続く》