2003年12月22日
あんにょ~ん。
気がつけばもう、師走だったのね。
韓国も暖冬の気配(でも今日は川が凍ってるし)で、去年よりも
あったかいので、12月になってたって気づかんかった。
はやいですのぉ。
今回は、コラムをサボっていた時期に起こった小ネタで
お茶を濁しちゃいます。
■ へぇ~
ソウルの地下鉄の駅では、毎朝‘メトロ’とか‘フォーカス’といった
フリーペーパーが配られとります。
サイズは‘リビングひろしま’、ページ数はそれよりちょっと多いか?
広告がやたらと多いが、ま、無料だからしょうがないか。
内容はまぁ、新聞のダイジェスト版みたいな感じか。
その中に、「ひとくち英会話」みたいなのといっしょに、
「きょうのにほんご」的なコーナーがある。
韓国のみなさん、語学に関心をもっていらっしゃる。
そのコーナーに『師走』の解説があった。
「師走の‘師’とは、教師ではなく、僧侶の意味。年末に各家庭で
法事を行っていたため、僧侶が町中を走り回るほど忙しかった。
そこから生まれた言葉」らしい。
知らんかったぁ~。
日本中の人が忙しくって、寺子屋の先生や踊りのお師匠さんまで
走り回ってるからだと思ってたのに。
韓国のフリーペーパーに教えられるとは。
■そうっスよね~!!!
とある授業中、とある教授が雑談の一部で
「日本のコメは、韓国のよりも美味しい」と発言した。
‘パキーン’と凍りつめる教室の空気。
やはり、私以外はみなさん韓国人なので、ちょっとムッとしたみたい。
でも、ここは韓国。教授の社会的地位は日本よりもはるかに高いので、
誰もそれには反論できない。(ま、雑談の一部だしィ。事実だしィ。)
で、私は
「私も前々から思ってたんですけど、やっぱりそうですよね!!!」
と元気に同意したいものの、やはり、遠慮して言わんかった。
しかし、私のこうべは縦にブンブンとふれていたのでした。
でも、この際だから言ってやる。
コメは日本のコメが断然うまい!値段もほぼ同じ!
アズキだって、この前スーパーで800グラム6600ウォン(約660円)
って高いぞ~。品質だって日本のがいいぞ~。
電化製品だってそ~だぞ~。
本だって日本と値段かわらんぞ~。いや、むしろ韓国には文庫本や
新書がないから日本より高いぞ~。(←恨みをこめて)
あ~、すっきり。
■やっぱりねぇ
ある日のニュースで
「韓国人一人当たりのCO2排出量は日本人よりも多い」
事が明らかになりました。
そりゃそうだよねぇ。
冬は日本より寒いから暖房にエネルギーが必要なのはもちろん
なんだけれども。
でも、ね、それよりも環境意識の低さが問題なんでないの?
夏は寒いくらい、冬は暑いくらいに室内温度を設定しいの、
出前の配達はエンジンかけっぱなしでしいの、
(↑誰もバイクを盗まないのが不思議だ)
バスやタクシーはアイドリングしまくりいの、
自転車に乗らずに、みんなミエはって車に乗りいのだしさ。
(↑国土が狭いくせに)
この国、いろんなコトに、
ムダだらけ、ミエだらけ、キョレイだらけだよ。
そして、何よりも一番の問題は、このニュースを否定的
(韓国は環境対策がなっとらん!)にではなく肯定的
(韓国はついに日本を追い越したゾ!←何か根本的に勘違い)に
とらえているところでしょう。
なんでもかんでも日本に対抗意識をもつなぁ~!!!
(↑今年の年末の絶叫はコレに決定)
■ エキゾチック・ジャパン?
彼氏は、ニンジャ(私が夏のお土産で買ってあげた甚平)が
大のお気に入り。
今でも家の中では着ている。
注)韓国は家全体がオンドル(床暖房)なので、外が氷点下でも
部屋の中ではTシャツ短パンでもOKなの
しかも、家に帰って来たときに、私が「おかえりなさい」とか
言いながら後ろから着せてあげたら、さらに満足度アップ。
「おしん」や時代劇とかで“帰宅した主人に着物を着せるツマ”
の図を見て憧れているらしい。
いや~、そのぐらいならいつでもしてあげるけどさぁ。
なぜに、そんな事に“JAPAN”を感じる!?
(確か『ラストサムライ』にもこんなシーンあったような…)
しかも、これ“着物”じゃなくて“甚平”だし………。
■ 空白の3日間
今年の10月から、11月にかけて‘ラマダン’でした。
もちろんその間、イスラム教徒である私の同居人は、日中、
飲み食いできないのです。
ただ、このラマダンとは、太陰暦と似ているイスラム暦に
したがってはじまるため、毎年期間が違うのです。
でもたしか、韓国の旧盆のだいたい1ヶ月後ぐらいから
はじまるハズなのに、なして今年はラマダンはじまらないの?
と、10月のはじめころは私が一人でヤキモキしておりました。
なのに、彼氏は「マダマダ」とよゆー。
でも、ある日の夜、フランスにいるお兄さんに国際電話して、
ラマダンはすでに三日前に始まっていたことが発覚。
ヤツはあわててラマダンをはじめる。
あ~あ。じゃけぇゆうたのに。お母さんにゆうちゃろ。
それじゃまた。
薫