2003年11月28日
あんにょ~ん。
ちょ~、お久しぶりっ。
いや~、たいへんですわ。がっこのおべんきょ。
だって、みんな外国語なんですもの。
当たり前っちゃ~、当たり前なんすけど、たいへんなんですわ。
ここんトコ、歩きながら本読んでるし。
小学校にあった二宮金次郎の銅像みたいに。
でも、こんなふうに読んだ本って、頭の中に入ってないんじゃけどね。
もしかして、この行為は自己満足のためにやってるのかも?
前回のコラムから1ヶ月以上たっておりますのぉ。
では、今回はこの空白の50日間に私が駆使した「苦肉の策」を
披露しちゃいます。
●「レクサスとオリーブの木」Thomas L. Friedman (著)の書評
↑と、いう課題が国際政治経済論という授業で出た。
グローバリゼーションに関する本らしい。
‘読書感想文’と違って‘書評’だから、あとがきだけ読んで、テキトーに
字をうめるというワザ(中高でよくやった)は使えない。
“ちゃんと読みました”ちう証拠に、内容の要約せんにゃぁいけん。
できれば、原書で読むのが望ましいということだったが、無視。
アマゾンで日本語版を注文しようと思ったら、定価が1800円。
しかも、上下2巻。送料、手数料を足したら5000円超える。
(日本国内だったら、送料タダなのにぃ~)
あまりにもイタイ値段になってしまうので、これもパス。
結局、図書館で韓国語版を借りたのさ。
で、この本は、99年に書かれただけあって、超“楽観的”なのさ。
だって、911テロ以前だし、そんときアメリカはクリントン政権下で、
好景気“らりほ~”だったし。
だから、読んでくうちに、なんだかムカつくんだわ。
著者はアメリカ主導のグローバル化を憂慮しながらも、結局、
“アメリカ万歳”的な内容なのね。
(↑もしかしたら、違うんかもしれんけど、外国語で読んだから、
行間までは読めない)
そこで、“フ”と思ったのは、アメリカ主導の世界経済と
某球団主導の日本のプロ野球との類似点。
強力な経済力をバックに、自分らで好きなように作った制度を他に
押し付けといて、自らそれを破ってしまうトコとか。
それによって、持てる者と持たざる者との格差がどんどん広がってるトコとか。
支持者は多いけど、一部からはメチャクチャ嫌われてるトコとか。
自ら危機的状況を作っておきながら、無自覚なトコとか。
う~ん。論文1本書けそうなイキオイ。
ま、この本の感想で、それ書いたけどさ。
なに、おっさん臭いコト書いてるんだか。
●「日中関係」に関するプレゼンテーション
これは、中国外交政策論という授業で割り当てなのさ。
外国同士よりは、日本が絡んでた方が楽かなと思って。
でも、冷戦とかのカラミで、二国間の関係だけでは終わらないのでした。
あー、ややこし。
でも、日中国交正常化の時の、田中角栄と周恩来はスんゴイよぉ。
“小異をのこして大同を求める精神”だって。
まるで『プロジェクトX』みたい。
睡眠不足でモーローとした頭ん中を中島みゆきの歌がループしたもんね。
スゲぇよ。しかも中国側はパンダ2頭もくれたし。
それに対して日本は『ニホンカモシカ』だけでよかったんか?
はぁぁぁ~。
過去を振り返って「昔はよかった」とかって言うのはどうにも年寄り臭いが、
(しかも自分がまだモノゴコロついてない頃のハナシだし)今の日本政治と
比べたら、どうもねぇ~。なんでいまだに米国追従?
なんだか後ろから猛追している中国に「どうぞ」って道ゆずってるみたい。
そんなこんなを思いながら書いた内容は、某ダボハゼ新聞の社説
のようになってしまった。なに、青臭いコト書いてんだか。
しかも、発表後にいろいろ質問うけて、マトモに答えられなかったし。
くくく…。あぁ、穴掘って入りたい。
そんな折に、「西安寸劇事件」のニュースが耳に入る。
う~ん。私にはこの日本人留学生たちを批難できんなぁ。
相手国への理解がどうのこうのと言われておりますが、外国なんだしィ
わからんのは当然じゃろ。摩擦もあるじゃろうし。
(‘その場の空気を読め!’くらいは私も思ったけどサ。)
この事件に対し、日本の外務大臣は記者会見(11・4)で
「…相手の国の風習やいろいろな習慣、あるいは何がその社会として
受け入れられることかということについて十分な理解を持って行動する
というのは、留学生として行くからには当然であると私は思います。」と、
ゆうとっちゃってですが、そっくりそのまま(留学生ってトコだけ変えてね)
イラクに行っておられる某超大国に上奏した方がよろしいのでは?
そもそもこの事件は、寸劇自体よりも、インターネット上とかでの‘噂’に
尾ヒレ背ヒレがくっついて、火がついちゃったんじゃないのかなぁ。
火が燃えやすい土壌をつくってたのは、どこの国のエライ人でしたっけ?
今回の事件(と、そのとばっちり)の影響を受けた日本人留学生には、
「こんなコトで、くじけるんじゃないぞ!」とエールを送りたい。
「だぁ~れもしンらぁなぁいぃ、いぃ~きょぉのまぁちで」大変だろうけど。
(↑無錫旅情?歌詞ちがう?)
おっ、今回は私の苦労自慢(?)をしようと思ったが、
また何だかよくわからん展開になってしもうた。
まぁ、こんな感じで苦学生(←ウソです)やっとります。
ほいじゃ、また。
薫