ＳＡＲＳに関する考察

2003年05月24日

あんにょん。
いや～。流行ってますなぁ。ＳＡＲＳ。
いや、それ自体がじゃなくて、話題として。

最近、ケーブルテレビに加入して、わが家でもＮＨＫが見れるように
なったんじゃけど、ニュースがＳＡＲＳばっかりって感じ。
いや、も～、見てビックリしましたわ。

ま～、関西の観光名所をあちこちまわった台湾人医師が、実はＳＡＲＳに
感染してたって事らしいけど。
あんなにアチコチ消毒してまわらなアカンのん？
それよりも、Ｏ－１５７の時みたいな風評被害の方が心配ですわ。

あ、もうかなりの風評被害出てるのね。都ホテルとか。かわいそうに。


って、何故にそがぁ～に、ゆ～ちょぉ～に構えとるかというと、韓国では
『キムチはＳＡＲＳの予防になるんだ！』という根拠のない巷のウワサが、
最近では新聞の社説やコラムなどでも大マジメに語られるようにまでなり、
しかもまだ韓国では発症例がないでしょヘヘン！という愛国心まで加わり、
『国粋主義的ＳＡＲＳ安全宣言』が、韓国に渦巻いているのでありました。

と、後半部分は私の勝手な憶測だけど。

でも、ＳＡＲＳに関する危機感は、まったくもってありません。この国。
これだけヒトとモノがたっくさん行き来している時代に、ナゼにこんなに
よゆ～かましてんの？とツッコミたくもなりますが。
無防備というか、無邪気というか………。


でも、かくゆう私もＳＡＲＳに対する危機感は全くないのでした。
日本の友達からのメールとか見ては、温度差を感じるという。

先週は、（なんちゃって）通訳のバイトで、日本の社長さんから電話が
かかったんじゃけど、その時、日本のしゃちょさんに、
「韓国はＳＡＲＳ、大丈夫なん？」と聞かれて、
「ふぁっ？『さぁず』って何ですか？」などと、ボケちょりました。

＊韓国ではＳＡＲＳを『さーす』と、清音で発音するのでした。
なんか、気合が入ってないでしょ。さーすって。


そんな調子なので、韓国ではマスクをつけた人なども、勿論おらんのです。
この前、彼氏が、保健室でもらったマスク（でも何層構造とか、フィルター
とかは無いチャチいの）をつけて外を歩いたら、周りの人々から
「あ、あの外人、ＳＡＲＳだ」と言わんばかりにジロジロ見られて
恥ずかしかったから、速攻ではずしたと言っていた。

前出の日本のしゃちょさんも、奥さんからフィルター付きのゴツいマスクを
持たされたそうだけど、仁川（インチョン）空港に着いたとたん、まわりに
そんなマスクをした人がいなくなって、恥ずかしくなってはずしたらしい。


う～ん。大丈夫なのか！？
ＳＡＲＳに対して無防備ラテン韓国と、神経過敏抗菌日本。

それじゃまた。

薫