どぉ~かいのぉ~
2003年03月17日
あんにょ~ん。
以前から、何だかなぁ~って思うことがたくさんあるので、この際、書かせてもらいます。
日本のマスコミ。
あまりにも、「北朝鮮は危険な国」というメッセージを送りすぎでないか?確かに、そういう国なんだろうけど、今すぐにでもミサイルを東京に飛ばしてきそうなイキオイまではないと思うぞ。私は。ていうか、そこまでの国力はもう持ってないんじゃないのかなぁ?
日本に一時帰国した時(去年の12月)は、毎日のように「偉大な将軍様」やら、「反米集会」やら、「ミサイル発射実験」やらの映像を延々とテレビで流してたけど、元ネタがちょっとしかないので、いっつも同じ映像だったしなぁ。
また、コメンテーターとかも、いいかげんな事言って、危機感を煽ってるし。これじゃ『O合N彦』のトンデモ本と同じレベルだよ。(あ、でもこのシト、「ノンフィクション」ってジャンルに入ってる。「ノン」ってことは打ち消しの意味だよね?どゆこと?)
で、こーゆーシトたちが、新聞やらオヤジ系時事雑誌(写真週刊誌と内容かわらん)とかでもいいかげんな事書いて、またまた危機感あおりまくりだし。
しかもニュースソースが韓国発とかになってるけど、少なくともこっちのマスコミはそんなにセンセーショナルに報道しとらんぞ。イエロージャーナリズムに染まってないか?日本。
私、とある授業で、国会議員やってるおっさんと同じクラスなんだわ。で、その人は今年の1月、日本に視察に行ったけど、その時の「日本のマスコミの北朝鮮に関する報道が、ものすごく極端に危険視しすぎてて、見ているこっちがビックリしました」とのこと。
でもその人、ハンナラ党っていう、今までの金大中前大統領の太陽政策に一貫して反対してきた政党に属してる人なんだけどね。大統領選挙期間中も、同党の代表だったカマキリさんのために、必死に反北キャンペーンを行っておりましたし。また野党になっちゃった(でも国会では最大政党)今でも、先月就任した盧武鉉大統領にも、何かとタテついてます。
そんな政党に属してる人が、ビックらするくらいなんだから、どーなんよ?
日本のマスコミ。
韓国の人たちにとって北朝鮮との戦争っていうのは、日本にとっての大地震くらいの危機感かそれ以下しかもってないゾ。私の見たところ。ま、小さいイザコザはあるかもしれん(実際、ありましたが)けど、戦争までにはならないでしょ。同じ民族だし。っていうのが、韓国人の考えなのではないかと。特に若い世代には、北朝鮮を敵とみなすような考え方は薄いみたい。
だのにぃー、日本では虚構の危機意識のためか、最近のイラク情勢について、腰が引けてる。「ここで偉大なるアメリカ様のゲキリンに触れたら、あとで北の国からテポドンだかノドンだかが飛んできたときに、捨てられちゃう。」てな感じで。
でもだからって、偉大なアメリカ様の「ポチ」になっててもいいのか?(あ、ゴメン。ポチ。)
そーゆー韓国でも、ここんとこ盛んに行われてた反米デモのアオリで、偉大なるアメリカ様から、経済的に圧力かけられてて、苦しい状況になってきております。チマタではまた、97年のIMF危機みたいなことが起きるんではないかと、ビクビクしております。
今日、出かける準備をしながら、「セサミストリート」をちょこっと見た。そこで、エルモとか、クッキーモンスターとかが、「自分が歌を歌うんだ」とモメてる。そこに国連事務総長のコフィ・アナン(本物!)氏が登場してきて、「みんなで一緒に歌えばいいじゃないか」と提案。で、みんなで歌ったら、ケンカもなくなったし、楽しいし、よかったね。めでたし。めでたし。で、そのクダリは終わった。
なんで、モンスターたちにはできて、人間レベルではできないんだろう?
はぁぁぁ~。「フリーダムフライ」の食べ過ぎで胸焼けがするぜ。
薫