あんにょ~ん。
寒の戻りでまた氷点下の世界になったソウルです。
今週から大学院が始まりました。
でも、どんな教授がいて、どんな講義があるのかもぜんぜんわからない状態で始まってしまったのです。
事前にインターネットとかで見たけど、学科ごとに細分化されすぎてて、いつもHP上で迷子になってしまって疲れる。留学生相談の課に行っても、詳しいことは学科で聞いてだった。だから、もういっそのこと学科の事務室にババババ~ン(でもドキドキ)と訪問したのに、それでも全容は掴めないままに始まりました。
学科担当の事務のキレイなお姉さん(でも私より年下なんだろな)は、親切だけど外国人慣れしてない様子。聞くところによると、この学科に大学院の過程で入ってきた日本人は、私が初めてらしい。ヤッホー!年は取ってても新鮮なのね。私。
で、そのお姉さんの助言により、最初の1週間は授業の登録変更ができるから、一通り全部見てみたらという事だった。で、昨日、午前に気合を入れて行ったら「教授がお休みで休講」だった。ガクぅ。
それでヒマな時間を持て余して学校内をブラブラしていたら、何とまぁ、『女学生休憩室』なるモノを発見。中は清潔だし、ソファーもあるし、勉強できる机もあるし、暖房もしっかりきいてるし、PCもあるし、なんと言っても男子禁制。
女の園。私は中に入ってコーフンしながらこの感動を友達に携帯のメールで伝えまくってしまいました。
午後から仕切り直しで別の授業を見学。
教授に「まだ韓国語が完璧ではないんですけど」と告げると、「まぁ、外国で勉強する者の宿命だと思いなさい。韓国人学生の何倍も勉強すればついていけますよ。」と励まされる。他の学生も手伝ってくれそう。
しかしさっそく来週までの課題が出る。本(もちろん韓国語)を1冊まるまる読んで10枚くらいに要約だと。これを逃れるにはこの授業を選択しなけりゃイイんだけど、他の授業も似たようなもんだろうから、この授業をとることに決める。
んで、その課題の本を買いに書籍部に行く途中で博士課程の先輩(と言ってもやっぱり年下)とその友達にバッタリ会ったので、学校の近くのコーヒーショップに拉致された。その先輩の友達は、今、筑波大学に留学してて、いま春休みだからたまたま韓国に帰ってる人なんだけど、日本語が発音も含めてメチャクチャ上手いので、てっきり在日韓国人かと思ったら韓国生まれの韓国育ちの人だった。人間、鍛えられれば上達するのね。私なんか、韓国語しゃべった瞬間に、日本人ってバレてしまったのに。
その後、夕方から『外国人学生オリエンテーション』に参加。
受付けで「どこから来ましたか?」と韓国語で聞かれ、これはどの国からという意味なのか、韓国内の住所を聞いているのか、出身学校を聞いているのか、所属の学科を聞いているのかと悩んでモジモジしてたら「 Whre are you from? 」と英語で聞かれてしまいました。なんだぁー国を聞いてたのね。
で、日本人のブースに行くと、うじゃうじゃウン十人の日本人学生がいました。でも彼らはみんな交換留学生で、1年したら日本にもどってしまうのね。名簿を見たら、大学入学は中国人がうじゃうじゃいるけど、日本人は1人。大学院も中国人うじゃうじゃ、日本人1人(私)だけだった。あと、いろんな国がパラパラだった。
それでまぁ、いろんな手続きの説明とか始まったけどそれは割愛。
で、インパクトがあったのは大学の応援団。
私が通う大学は、韓国でも野球が強いとこで有名らしい。
だから、学ラン着た硬派な応援団でも出てくるのかなぁと思っていたら、出ました。白いビラビラを着た男女の応援団。
女の子は、白いブリブリのミニ。スパンコール付き。ロングブーツ着用。
なんだかセーラームーンと何とか戦隊の紅一点を足して白くした感じ。
男は………。宝塚の男役の衣装を男が着てしまったって感じ。
ふえぇぇぇ~。
それが音楽にあわせて踊ります。
昔のアイドルの後ろで踊ってる人たちみたいに。
ひえぇぇぇ~。
そんなこんなで無事(?)オリエンテーションは終わった。
はっっ!課題の本を一刻も早く買って読まなければっ!
書籍部に行くが、そこは本屋というか、倉庫。
棚と棚の間が50センチもない。その間隔では厚着した人が2人すれ違うこともできまへん。奥の理工系の本のコーナーなんか、本が通せんぼしてます。
課題の本を発見。でも、シミあり。表紙折れてるし。こんな本売るなよ。
店員に、きれいなのはないかと聞いたら、これしかないとのこと。
安くしてと交渉したら、「ははははは」と乾いた笑いでかわされた。ダメなのね。
仕方がないので明日の入荷まで待つことにした。
こーして、私のお入学1日目は過ぎて行った。
これからの大学院生活、ちゃんとついていけるのでしょうか。
それではまた。
薫