バレンタインでい
2003年02月17日
あんにょ~ん。
当たり前だけど、韓国も今日がバレンタインでいっ。
普段はファンシーショップとか化粧品屋さんとかが、この時期になると、チョコレートのタグイを店先にならべています。ファンシーショップはともかく、化粧品屋で食べ物を売るのはどーなん!?と思ってしまうんじゃが…。
こっちのバレンタインのチョコレートは、いろんなデザインや大きさのチョコを何種類もいっぱい買って、それをレースやらリボンやらフェイクファーやらがブリブリついた巨大な花カゴに、花やらぬいぐるみやらと一緒に詰めたものが主流となっております。
大の男がそれを手に持って、テレ臭そうに、あるいは「俺はこんなのもらったんだぜー!」と歓喜の叫びが聞こえてきそうな自信満々の表情で歩いている光景は、微笑ましいものです。
しかし、チョコがだいたい1個20円くらいから300円くらいまで。
ブリブリの花カゴが2000円くらい。
花は、真紅のバラが1本100円くらい。
あの巨大なプレゼント、トータル、どう考えても5000円はくだりまへん。
義理チョコの習慣がないとはいえ、本命にかける意気込みはスゴイ。
ラテンの情熱でしょうか?
おカタイんだか、情熱的なんだかよくわかりまへん。韓国の若者たち。
さて、韓国にも日本と同じく、女の子にお返しをするホワイトデーがあり、(ロッテの陰謀ではないかと私は思うんじゃが)そしてさらに、バレンタインにもホワイトデーにもまったく縁がなかったという人たちのために、『ブラックデー』というのが、4月14日にあるんよ。
これは、恋人がいない淋しい人同士で集まって、真っ黒なジャージャー麺(韓国語の発音でジャジャンミョン)を食べるという日でございます。
なんでジャージャー麺が真っ黒なの?と思うなかれ。
韓国のジャージャー麺は、なぜだかイカスミみたいに真っ黒の甘辛ソースで、子供たちに大人気のメニューなのでした。一応、中華料理屋さんの定番メニューだけど、中国人が「あんなの中華料理じゃない!!!」と、激怒しておりました。
あ、余談ですが、この時期にミーティング(韓国の合コン)などの席で、恋人がいないと言う時は、「私はジャージャー麺を食べます」という表現をよく使います。オクユカシイ表現として、覚えておきましょう。
あと何月かは忘れたけど、その他にも恋人がいないモン同士でカレーを食べる『イエローデイ』(韓国のカレーは真っ黄色)、焼酎を飲む『グリーンデイ』(韓国の焼酎のビンの色はみどり)などのイベントが目白押しです。
何だか、無理矢理イベントを作って盛り上がろうとしているような…。
これも国民性なのでしょうか?
薫