氷の上で
2003年01月27日
あんにょ~ん。
ソウルは今、雪がガンガン降っとります。
韓国は寒いばっかり(マイナス10度とか)で、雪はあんまり降らんのんですけど、珍しく積もっております。
さて、日曜日の昨日、チュンチョンという所で、わかさぎの穴釣りをしてきました。
あの、氷のはってるところに穴を開けて、糸たらして釣るヤツ。
十数人が車4台に乗って、ソウルから3時間くらい行ったら、そこはもう銀世界。
車の中から雪景色を眺めながら、
「お元気ですかー!私は元気でーす」(by中山美穂;映画『ラブレター』より)
的な気分になってゆくのでした。
さて、目的地はダム。
すっかり凍りあがったところに雪が積もっているので、平野を歩いているみたい。
でも、家族連れ、若者のグループなどがドッサリいて、まるでスキー場のよう。
ソリに乗って、はしゃぎまわっているガキ多数。
犬を連れてきている人も。
こんなので釣れるんかい。
プラスチックの蝿タタキのようなものに釣り糸をつけたもの(約400円)の先には何やら仕掛けが。
よく見ると『オランダ仕掛』と日本語で書いてある。
「おぉ、日本製がこんなところにまで。でもなんでオランダ?」とか思いながら、
さらによく見ると『 Made in Vietnam 』の文字が。
しかも他の文字はハングルで書いてあるし。
何てグローバルな蝿タタキ。
で、氷に穴をあけてもらって、エサをつけた蝿タタキをたらします。
氷の厚さは30センチくらいか?
巨大なアイスピックみたいなので穴をあけてくれた男の人が、ぜーぜーゆってた。
しかーし、待てど暮らせど何の反応もなーし。
一緒に来た人たちも、ぜんぜん釣れないどころか、引っ掛かりもしないって。
待ってても寒いだけなので、持ってきた焼酎で、酒盛りが始まる。
(韓国の焼酎はストレートで飲むべし)
「ツマミがないねー」とかって話してる横では、釣った(?)わかさぎを卓上コンロでてんぷらにして食べてるグループが!!!
他の人たちも釣れてる気配がないのに、なんであの人らだけ???と思って聞いてみたら、そのわかさぎは釣ったのではなく、近くのお店で買ったのらしい。
言われてみて、道路沿いの店の看板を見てみると『わかさぎ有ります』。
なんだぁー。
で、その人たちはもう帰るので、残ったわかさぎあげますだと。
やったぁー。
しかし、わしらのグループは卓上コンロもなんもない。
ライターであぶって食うのか?と思ってきたら、なんと、コチュジャン(唐辛子味噌)をつけて、そのまま食いよる!
川魚って、生で食ったらヤバイんじゃなかったっけ?
食べるようにススメられたけど、私はお断り。
鯛の活け造りとかだったら、平気で食べるんじゃけどね。
結局、十数人で、釣れたのは3匹。
帰りに、近くの食堂で、ちゃんとわかさぎの天ぷら、チゲ、そして今回の釣りとは関係ないけど、チュンチョンの名物タッカルビ(鶏カルビ)をたらふく食べました。
まぁ、みんなでドライブして、雪景色見て、酒盛りして帰ったということで。
薫