おぼっちゃまご乱心(選挙速報)
2002年12月20日
あんにょ~ん。
昨日の夜、11時ごろ、韓国全土が「うひょ~っ」とビックリするようなニュースが流れましたい。
今回の大統領選挙で、おっちゃん(盧武鉉=ノ・ムヒョン氏)を支持すると言っていたハズのおぼっちゃま(鄭夢準=チョン・モンジュン氏)が、「やっぱり貧乏人とは、やっていけませんな」と、電撃的に支持を撤回。
しかも、撤回を表明したのは投票日の前日。夜。
「なんでやね~ん!」っとツッコミ入れる隙もなく夜が明けて、投票日当日になってしまいました。
おっちゃんの支持者、同じ政党の人々はもちろん、おぼっちゃま周辺の人たちも大混乱。「もうキミとはやっとれんわ」と、おぼっちゃまから去っていく人も続出。
それを見ていたカマキリさん(李会昌=イ・フェチャン氏)は、「どうせあの二人は貧乏人とボンボン。壊れるモンが壊れただけさ。」と、逆三日月型の目をますます細めて笑みを浮かべるのでした。
あわてたおっちゃん側も、おぼっちゃまと直接コンタクトを取ろうとするも、おぼっちゃまは面会謝絶。引きこもり状態。投票もしないらしい。
何だかおぼっちゃま、日本のお殿様『H川元首相』にどこか似ています。
どうやら、おぼっちゃまは、おっちゃんが大統領になったら自分を首相にさせてもらって、次の次の大統領になろうと目論むも、おっちゃんのいる政党内部の有力者にその席を取られそうなイキオイなので、ここではぶててみたらしい。
んで、北朝鮮の核開発再開などで、カマキリさん有利に傾きかけた世論を見て、万が一、カマキリさんが大統領になっても、ここで恩を売っておけば、カマキリさん政権内で何らかの地位を得られるのではと狙っているのでは?
と考えてるのではないだろうかというのは私の深読み???
おっちゃんとおぼっちゃんの間で、大統領候補一本化のあと、世論はおっちゃん有利になったけど、その後、超大国アメリカに追いつめられた北の国が、「核開発を再開するけんね!」とハッタリをかましてしまい、韓国の世論が「やっぱり金大中さんの太陽政策は、北に甘すぎるんかねぇ」となり、
今まで金大中大統領の太陽政策に批判的だったカマキリさん一派が、「ほら、見てみんさい。やっぱり北はコワイでしょうが。」と一気に巻き返してしまったのでした。
と、いうわけで、ますますわからなくなった韓国の大統領選挙でした。
今日の夜には、結果がわかるらしいが。
う~ん。投票権がないのがもどかしい。
薫