「あいた口がふさがらない」とはどのような状態を意味するのか、思い知らせてくれた柳澤伯夫厚生労働大臣の辞任を要求する署名フォームが
Against GFBというところにありました。なんかもうあの年寄りの存在自体が恥ずかしいので、速攻で署名して送ってしまいました。みなさんもよろしかったらどうぞ。
***** 以下転載 *****
1月27日、柳澤伯夫厚生労働大臣が、集会で「少子化対策」にふれながら、女性について「生む機械、装置」と発言したことが報道されました。この発言に対し、4つの団体が提出者(提出団体)となって、1月30日、厚生労働省を訪ね、柳澤大臣宛に申し入れ書を提出してきました。他に市民団体と個人との賛同をいただいています。下はその文書です(ご賛同いただいた方々のお名前は、こちらでは掲げないことにいたします)。
この申し入れにご賛同いただける方を、さらに募ることにいたしました(2/6まで)。送信フォームのページをつくりましたので、必要な事項をご記入の上、送信してください。
送信フォームのページ
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2007年1月30日
厚生労働大臣 柳澤伯夫 様
柳澤大臣の発言の撤回と辞任を要求します
私たちは、ジェンダー平等社会をめざして活動する市民団体です。
さて、柳澤伯夫厚生労働大臣が1月27日、松江市内で開かれた自民県議の決起集会の講演で少子化問題にふれた際、女性について「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」などと発言したことが、報道により明らかになりました。
男女がともに、子どもを安心して生み・育てる環境を整備することを重要な施策としている厚生労働省の最高責任者である大臣のこの発言に、私たちは大変驚いております。
報道によれば、柳澤大臣は、29日、国会での質問に答えて「女性の方々を傷つける不適切な表現を用いた。国民、特に女性に申し訳ないと存じ、改めて深くおわび申し上げる」と謝罪したと伝えられています。しかし、「産む機械」との発言は、「産めよ殖やせよ」の人口政策を連想させるばかりでなく、少子化の問題を女性の側に責任転嫁するものであり、女性の人権を全く無視したものと言わざるを得ません。また、「女性の性と生殖の自己決定権(リプロダクティヴライツ)」を尊重するという視点が、柳澤大臣に欠落していることもまた、露呈したと考えます。
政府の果たす役割は、安易な出産奨励ではなく、子どもを望む女性が、生み育てたいと思えるような環境を整備することであるはずです。しかし、先日の安倍首相の施政方針演説では、「子どもは国の宝」と言われ、また、「家族の素晴らしさや価値を再認識することも必要」だと言われました。このように「少子化対策」が「家族の価値」と重ね合わせられたり、今回のような「産む機械」発言をみるとき、現政権は、子どもや女性を、あるいは家族を、国のための道具とのみみているのではないかとの危惧を禁じ得ません。
現在、非正規雇用へと追いやられる女性の数は増え、そのため、極めて緩慢ではあれ縮まりつつあった男女の賃金格差には拡大する傾向が出てきています。このような状況が、安心して子どもを産み育てられるものでないことは明らかです。私たちは、柳澤大臣の女性の人権を踏みにじる発言に抗議し、発言の撤回と大臣の辞任を要求いたします。
I(アイ)女性会議
アジア女性資料センター
mネット・民法改正情報ネットワーク
ふぇみん婦人民主クラブ