9月に韓国への輸入再開が合意されたアメリカ産牛肉ですが、その第一陣として入ってきた牛肉の中から骨の破片が発見されました。この骨は特定危険部位(SRM)ではなかったのですが、二国間の合意条件として「骨が入っていたらダメ!肉だけ!」というのがあったため、今回入ってきた牛肉はすべて廃棄処分または返送となりました。
しかし、輸入自体が中止されるわけではなく、第二、第三のアメリカ牛肉が続々と入ってくる予定だとか・・・。韓国政府もアメリカに対しては弱腰だからなぁ・・・。しかも今回の韓国側の措置に逆切れしたアメリカは、牛肉の輸入条件緩和を求めてきているそうです。
で、アメリカから圧力を加えられ、国内の消費者団体や畜産農家からの反発もくらった韓国政府は、「アメリカ産牛肉はすべてX線検査などを行う」と発表しましたが、食品にX線検査って・・・オイオイ・・・。そんなブッソーな検査しなきゃなんない食品なんなら輸入するなよ。
ビンボーな一庶民としては、アメリカ産牛肉を食べないことで対抗するしか手段はないようです。
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輸入再開したアメリカ産牛肉から骨の破片 - 全量廃棄
<キャスター>
2年10ヶ月ぶりに輸入が再開されたアメリカ産牛肉から、骨の破片がみつかりました。搬入された輸入肉はすべて廃棄処分され、解体業者に対しては輸入禁止処分が下されました。
イ・ミンジュ記者がお伝えします。
<記者>
アメリカ産牛肉から出てきた骨の破片は、爪よりも小さなサイズでした。ヒレ肉の塊から見つかったことから、他の部位から飛び散った骨が入り込んだものと推測されます。
農林部(農林水産省)は即刻、輸入された8.9tをすべて返送あるいは廃棄する処置をとりました。また、問題の牛肉を加工したアメリカの食肉業者に対しては、国内搬入を全面禁止しました。今年の9月にアメリカ産牛肉の輸入再開を認めたものの、骨を除去した30ヶ月未満の精肉のみという両国間の合意規定に反したためです。
しかし、狂牛病の危険部位が見つからなかった点を勘案し、アメリカ産牛肉の輸入自体は中止しないことに決まりました。農林部はこれから安全性が確認されるまで、搬入されるアメリカ産牛肉はすべてX線検査などを行う方針です。
市民団体はアメリカ産牛肉が安全ではないということが立証されたとして、輸入中止を求めています。
しかし、アメリカ政府は普通の骨は狂牛病の危険性がないと対抗しており、輸入条件の緩和を求めるアメリカ側の圧力がさらに強まることが予想されます。