今日のハンギョレ新聞の国際面、ナイスな記事がありました。写真もあわせてタイトルについ笑ってしまいました。人の生死に関わる判決のことなので笑ってはいけませんが、このタイトルのセンスには脱帽です。まずはどうぞ。
“プードル”も時には主人を無視する?
ブッシュ「フセインの死刑歓迎」・・・ブレア「反対」

ジョージ・ブッシュ米大統領と共にイラク戦を主導したトニー・ブレア英首相が、サダム・フセイン元大統領の死刑に反対し、注目を集めている。
ブレア首相は6日(現地時間)の記者会見で「われわれは死刑に反対する。フセイン大統領であろうと、誰であろうと同じことだ」と述べたと現地メディアが報道した。ブッシュ大統領が「イラクの民主主義と政府に対する重要な成果として、イラクが民主主義に向かう道しるべ」であるとして死刑判決を歓迎したのとは違う反応を示した。
ブレア首相はこの日、当初は困惑していたのか「死刑制度に対するわれわれの態度はよく知られている。われわれは死刑に反対する」という原則論のみを明らかにし、フセイン死刑に対する直接的な言及を何度も避けた。結局、記者たちの執拗な質問が繰り返されると、フセインの死刑にも反対すると直接的に言及した。
しかし、ブレア首相は「今回の判決が死刑に対するわれわれの態度を変えることはないが、フセイン政権の野蛮性や数万人の死を再び思い起こさせた」と強調した。AP通信は「ブレア首相の発言がフセインの運命に影響を与えることはない」としながらも、「緊密な同盟であり、今回の判決を歓迎したブッシュ大統領との間に不協和音が生じた」と評した。ブレア首相はブッシュ大統領の“プードル”、“家臣”と揶揄されるほどアメリカのイラク侵攻や、レバノン攻撃などを全面的に支持してきた。
キム・スンベ記者

ほほう。イギリスのプードル君もたまにはご主人さまに歯向かうことがあるんですね。ま、死刑廃止はEUの加盟条件ってのもあるんでしょうけどね。
それにしても日本の方は相変わらず忠犬“ポチ”のままのようですねィ。(
写真/毎日新聞 2006年11月5日 ←
gegengaさん経由)