今日はハンギョレ新聞の記事から今話題(っていうか、別に今でなくても話題だわな)の“靖国神社”に関する記事を見つけたので、こちらを翻訳してみました。
なんかよく「中国や韓国が反対するから靖国参拝はダメだというのか、
キイキイ」という方がおられますが、違います。大間違いです。
小泉首相のご主人様であらせられるアメリカの有力者も最近は首相の靖国参拝や、遊就館の戦争賛美的な性格に対して苦言を呈しています。ですから、従米ポチ派としては首相の靖国神社参拝には反対するべきでしょう。
あ、靖国神社側はアメリカ様の批判には敏感に反応しているんですね。失礼しました。
また、上記の「中国や韓国が反対するから~」という方は、日本国内にも強い反対論があることを無視しています。だいたいこういった方々というのは愛国者を自称されている方が多いようですが、その愛すべき日本を無視していいんでしょうか。それとも「首相の靖国神社参拝に反対するような人間は日本人じゃない」とでもおっしゃりたいのでしょうか。
ま、下のは韓国人記者による記事ですが、そのソースのほとんどは日本メディアの報道に基づいています。それではどうぞ。
米国、「戦争博物館に問題あり」
相次ぐ批判に靖国緊張、侵略戦争正当化内容「誤り」
靖国側、一部説明文修正の動き
日帝の侵略戦争を正当化し、国際的論争をもたらしている靖国神社が、境内にある戦争博物館“遊就館”に対するアメリカの有力者による相次ぐ批判に緊張の度合いを深めている。
トーマス・シーファー駐日アメリカ大使は、先月12日にTBSテレビで「遊就館の歴史観には困惑している」、「小泉純一郎首相は遊就館ではなく、靖国神社を訪れているのだと何度も強調するが、私は遊就館の歴史観に納得しないし、間違っていると思う」と批判した。また、同月20日には代表的な親日家であるリチャード・アーミテージ前国務副長官は『産経新聞』のインタビューで、小泉首相の靖国参拝に理解を示しながらも「遊就館に展示された説明文の一部はアメリカ人や中国人の感情を傷つけ、日本の一般の歴史認識にも反する」と指摘した。
アメリカではこれまでもヘンリー・ハイド下院外交委員長などが中心となって靖国参拝に対する批判を提起してきた。しかし、シーファー大使などは屈指の親日的傾向を持っているという点で、彼らの遊就館に対する批判は神社側を一層、困惑させている。
靖国神社はこれらの批判により、展示されている内容のうち、一部の記述を手直しする方向で検討中であると伝えられている。『毎日新聞』は遊就館の増築・再改装の際に明治維新~太平洋戦争の歴史記述を担当していた防衛研究所主任研究官出身の監修責任者が先月末、遊就館担当者に会い、一部内容に出典を追加するなどの対策を提案したと報道した。神社側は「補強可能な点があれば補強する考え」と話しており、対策を検討中であることが伺える。また、約49億円をかけて再改装工事をすすめていた湯沢貞前宮司は7日、ある番組に出演し、「行き過ぎとの指摘もあり、展示を変えることはあり得る」と話した。
明治初期に創設された遊就館はこれまでに敗戦や数回におよぶ改装を経て徐々に規模を拡大してきた。特にA級戦犯の合祀を断行した松平永芳宮司の就任以後、展示内容が侵略戦争を正当化する方向に大きく変わったことが伝えられている。神社側の元幹部は展示内容について「東京裁判を否定する松平の思想を継承するもの」だと話した。
一方、『朝日新聞』は10日、靖国神社が1959年4月にBC級戦犯を初めて合祀する直前、厚生省に合祀を公表しないよう要望したと報道した。
東京/パク・ジュンオン特派員