韓国の聯合ニュースに「石原都知事が日本の核武装を正当化」というニュースが流れました。これは8月7日の産経新聞に掲載された「
いかに備えるか」という石原都知事の寄稿に関するニュースなのですが、石原都知事およびその駄文を無神経にも掲載している産経新聞(ところで
メールの返事はまだきていないんですけど、読者の真摯な意見を無視する気ですかね、この新聞)は、8月が日本にとってどういう月なのかご存じないようです。さすが愛国心云々とヤカマシい方々は違いますね。
石原都知事いわく、「アメリカは日米安保にのっとってその報復を行わざるを得まい」だそうですが、そこまでアメリカを信用しちゃってもいいんでしょうか。中国に関しては「毛沢東を唯一の国父として仰ぐ共産党政権」などと書いておられますが、そんな政権みたこともきいたこともありませんし、なんかこの一節からは「自分も“国父”として崇められたい、
キイキイ」というジェラシ~のようなものが感じられるのですが…。
石原東京都知事「日本報復のために核武装」
石原慎太郎(73)東京都知事が北朝鮮と中国の脅威に対処するために日本の核武装を求めるといった論調の主張を展開したため、論争が予想される。
石原知事は7日、産経新聞に寄稿した『日本よ』の「いかに備えるか」というタイトルの寄稿文で最近の北朝鮮ミサイル発射と中国との緊張関係により日本に対する脅威が高まっていることを指摘し、早急な対策を強調した。
日本の代表的な極右論客である彼は「北朝鮮のミサイルがまがいもなく日本への害意にのっとって運用されるとするなら、わが国にはそれに対して備え、報復を行う国家としての権利がありまたその能力も十分にある」と主張した。
石原知事は北朝鮮の攻撃行動があった場合、同盟国であるアメリカが北朝鮮に報復することに躊躇せず、またそのような場合、独裁政権がまたたく間に崩壊するだろうと付け加えた。
彼は日本の敵基地攻撃論に対する韓国側の批判は「日本に軍事力増強の必要性を認識させるだけで、日本の国家主義的感情が高まれば核保有の抑制は難しいこともありうる」という先月のウォールストリートジャーナルの社説も引用した。
石原知事は東アジアで冷戦後、新しい緊張関係が造成されるなかアメリカがかつてヨーロッパに比べて比重が低いこの地域で日本に対する責任を放棄した場合、「我々はそのまま野垂れ死にして中国の覇権に組み込まれるつもりは毛頭ない」と断言した。
彼は中国が「質の悪い」高度成長から「質の良い」低成長に変わる展望が見えないため、遅くともオリンピック直後に中国のバブル経済が破綻するだろうとし、そのような場合、中国政府が国民の目をそらすために軍事的冒険主義を選ぶ可能性が充分にあると指摘した。
石原知事はこのような中国の脅威に備えるためには準備期間があまりなく、早急な対策を求めた。
1994年4月初当選し、現在2期目である彼は最近、三選への意欲を見せた。 イ・ホンギ特派員(東京=聯合ニュース)
う~ん、この記者が冒頭に書かれているような論争はまだ起きていないようですから、ブログで論争でも起こしましょうかね。
それにしても、こんな妄言ジジイが三度も選ばれるとなると日本の首都、東京に住む人たちの品位が世界各国から疑われますよ。だってこんな(↓)ハズカシイ絵を自らのHPに載せているくらいですから。「石原の迸(ほとばし)る感受性の果実」だそうですよ。
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実は画家でもある慎太郎