昨日まで広島に帰っていたので、久しぶりの投稿になります。
昨日は広島に原爆が投下されてから61年目になる日でした。
広島の人間にとって、この8月6日はどうしてもいろいろなことを考えてしまう日です。
だから県外(広島市以外かも。あ、いや最近は広島市民でも…)の人間がお気楽に「あ、今日って何の日だっけ?」などと言うと、どうしてもその人との間に壁の存在を感じてしまいます。
ところで、昨日は平和祈念式典に参列したわけですが、小泉純一郎首相も式典に(形式的に)参列していました。
ま、私はあの(誰かが書いた)原稿を棒読みする小泉のボソボソ声を聞くとムカつくので、子どもの「平和への誓い」が終わったところでスタスタと平和公園から出て行ってしまいましたけどね。
歴代首相はこの式典に参列すれば、その後、被爆者団体と懇談をしたり、入院中の被爆者を慰問したり(ま、ソコで「病は気から」というどうしようもない妄言を吐いた首相もいますが)というのがお決まりだったのですが、小泉首相は就任以来毎年、平和式典(のテレビに映るトコだけ)に参列しながらも、その後はさっさと東京(美術館見学をしたり、甲子園の始球式に登板した年もありましたが、いずれにしても個人的パフォーマンスのため)に帰ってしまいました。
今年“も”やはりそうです。
小泉首相、「最後」も駆け足(中国新聞8/7)
地元広島では小泉首相のこのような態度に怒っています。
(全国紙ではほとんど報じられていませんけどね)
同じく8月7日の中国新聞社説の前半部分は、小泉首相への批判が書かれています。
望みを捨てず たゆまず ヒロシマ8・6
ヒロシマはきのう、六十一回目の「原爆の日」を迎えた。核兵器廃絶の願いは、かなうどころか危機的な状況だ。小泉純一郎首相は今年もさっさと広島を後にした。それでも私たちは望みを捨てるわけにはいかない。
平和記念式典で首相は「憲法の平和条項を順守し、非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて国際社会の先頭に立ち続ける」と述べた。米国に国防政策を左右され、憲法改正論議もかまびすしい今、額面通りに受け止める人はいないだろう。
就任以来過去五回ずつ、広島と長崎の式典に参加したとも語った。「皆勤」をアピールしたつもりだろうが、国の方向は被爆者の望む姿からずれる一方だ。通り一遍の原稿を棒読みする声は例年同様小さく、聞き取りにくかった。
「被爆者代表から要望を聞く会」は五年連続欠席した。「たとえ『ぬかにくぎ』でも話がしたかった」。広島県被団協理事長の坪井直さん(81)は憤っていた。「最後の最後までないがしろにされた」。小泉首相は九月に退任する。高齢の被爆者に接する機会はもうそうあるまい。(以下省略)
なにゆえにここまで徹底して(テレビに映る)式典に参列しながらも、その後はちゃっちゃと逃げるように去っていくのか。今年は何を理由に「多忙」と弁明したのかは知りませんが、小泉首相にとって被爆者の意見を聞くことは、甲子園の始球式よりも見劣りすることなのでしょう。
で、広島で小泉首相が靖国参拝を示唆する発言をしたと韓国の聯合ニュースが報じています。ひょっとすると、小泉首相は靖国神社参拝を正当化するために広島の式典に参列したのかもしれません。
冗談じゃねぇぞ。そんなんなら広島にこんでくれ。
小泉「いつだろうと靖国神社参拝」
小泉純一郎首相は6日、靖国神社参拝について「いつ参拝しようと関係ないが、適切に判断する」として9月までの任期内に参拝することを重ねて示唆した。
広島の原爆投下61周年を迎え、現地を訪問中の小泉総理は記者団の質問にこのように答えながら「二度と戦争が起こってはならないと誓い、戦没者に哀悼の意を表すことは何の問題にもならない」といういつもの主張を繰り返した。
小泉首相は中韓両国が靖国参拝を強く批判していることについては「日本の総理が日本の施設で戦没者に対する哀悼の意を表すことは決して悪いことだとは思わない」と話した。
両国が首脳会談を拒否していることについて小泉首相は「私はいつでも中国とも韓国とも首脳会談をする用意がある。私が拒否しているのではない」と両国の対応を重ねて批判した。
小泉首相は3日付内閣メールマガジンのメッセージにも「総理就任後、戦争で命を失うしかなかった人々に対する哀悼の意を表すために毎年一回、靖国神社に参拝している」と参拝が自らの所信であることを明らかにした。
小泉首相は次期自民党総裁および内閣総理大臣として最有力視されている安倍晋三官房長官が4月、秘密裏に靖国参拝をしたことについても「個人の自由」と党内外の批判を一蹴した。
今月15日の終戦記念日を前に小泉総理の靖国参拝が注目されているなかでの相次ぐ参拝の示唆は、今年も参拝をするために事前の雰囲気を作るものと見られている。
しかし、安倍長官の極秘参拝まで重なったために靖国問題が9月20日に実施される自民党総裁選挙の最大争点に浮上しており、参拝時期については15日の終戦記念日も含めて天秤にかけているようだ。 イ・ホンギ特派員(東京=聯合ニュース)