今日はとっても忙しいわ~!
だからハンギョレ新聞の今日の社説でまたお茶を濁しておきま~す。
北朝鮮はいつまで現実から目をそらすのか
北朝鮮を6カ国協議に復帰させようという試みは、成果を見せることができないままになっている。釜山で開かれた第19次南北閣僚級会談は共同報道文も出せないまま一日早く終わったが、これは初めてのことだ。平壌を訪問中の武大偉中国外交部副部長の説得にもほとんど反応がなかったようだ。もうすぐ国連安保理で対北批難制裁決議案が本格的に論議され、アメリカと日本は別途に制裁強化に出る態勢だ。北朝鮮は自らの誤った判断がどのような結果をもたらしているのか自覚しなければならない。
閣僚級会談における北側代表団の態度は北朝鮮指導部がどれほど現実とかけ離れた思考をしているのかを示している。北側は自分たちのミサイル発射が引き起こした波紋をわざと無視して一方的な主張と経済支援の要求を繰り返した。困難な状況の中でもやり取りを通じて結果論を蓄積してきた前回の会談に比べ、後退した模様だ。「北側の先軍政治が南側を守っている」という強弁は、北側の基本的な情勢判断能力さえ疑わしくしている。戦術的な発言だとすれば傲慢で幼稚であり、北朝鮮指導部の考えが本当にそうであるとすれば危険だ。ミサイル、6カ国協議問題で糸口をつかむまで南北関係が行き詰まりになることは不可避だ。
北朝鮮の処置を理解しようとしてきた中国も、今回は相当の挫折感を表している。ミサイル発射を事前に通告されなかったうえに、その後の説得にも北朝鮮は耳も傾けなかったが、それだけではない。中国が国連安保理議長声明を主張した当初の姿勢から、「制裁のない対北決議案」採択へと後退したことは、北朝鮮の孤立がそれほど深まっているという証拠だ。このようなすべての状況を反転させることができる手段は、北朝鮮の6カ国会談復帰しかない。北朝鮮が前提条件として要求しているアメリカの対北金融制裁解除問題も、6カ国協議の枠内で論議すればよい。アメリカも今は頑強な態度であるが、一旦、会談が始まれば一定の譲歩をするしかないだろう。
ミサイル発射は北朝鮮に対する地球村の認識を悪化させた。時間が過ぎるほど北朝鮮はさらに窮地に追い込まれ、解決策を見つけることも難しくなるだろう。アメリカ側の6カ国協議首席代表であるクリストファー・ヒル国務省次官補は昨日、北京を離れる際に「北朝鮮は歴史的な瞬間にある」と話した。彼の言葉通り北朝鮮は現在、一方には孤立と対立、もう一方には共存と交渉に向かう岐路に立っている。北朝鮮が少しでも早く6カ国協議復帰の決定を下さなければならない理由である。