イラクから“陸上”自衛隊が撤退することが正式に発表されましたが、“航空”自衛隊のイラクでの活動は継続どころか拡大されるそうです。
イラク自衛隊:野党側、空自の活動継続を問題視
だもんですから、イラク自衛隊派遣の成果については小泉首相でさえも「陸自の活動は一定の役割を果たした」とヒカエメに評価していますが、ネットで話題の
「安倍晋三、統一協会に祝電問題」を未だに報じていない産経新聞は、その
社説で
「一定の役割」どころか、イラク復興に多大の貢献をしたと評価したい。
と手放しで無邪気に大喜びしているのには目がテンです。耳を疑ってしまいます。鼻白んでしまいます。口あんぐりです。
一体、“陸上”自衛隊がイラクでどんな貢献をしたのかという検証すらなく、これから“航空”自衛隊がどのような活動するのかに関しての言及は、もちろんまったくありません。
それどころか
小泉首相は、自衛隊の活動を国際レベルに近づけるなどとする「恒久法」制定は次期政権の課題と語ったが、任期中に道筋をつける努力を払うことこそ、「小泉流」ではなかったか。
と、「特別措置法なしで自衛隊の海外派遣を可能にする恒久法の制定」を促しています。
これに関しては、“統一協会に祝電を送った”
安倍晋三が前向きだそうなので、産経新聞としてはこれからも安倍晋三をプッシュしていくのでしょう。
結局大義もなく、逆にイラクを破壊してしまった戦争を日本政府が支持したことや、自衛隊員ではなく“民間人”や“傭兵”に犠牲者が出てしまったことや、未だにイラクの人たちは毎日のように“殺されて”いることに関しては、安倍晋三の祝電問題と同じくスルーです。
また同じく今日、光市母子殺害の被告を「早く死刑にしろ(=殺せ)」という主旨(と少なくとも私には読める)の社説も載っています。さも死刑で凶悪犯罪を防げるかのような論調で。
安倍晋三の祝電問題が載っているかとのぞいてみたのですが、こんなウンコ新聞に多少でも期待した私がワルうございました。今後、ネタ以外で見るのはやめておきます。(元々ネタ以外では見ないですけどね)