私がよく参考にさせていただいている『
お玉おばさんでもわかる政治のお話』のコメント欄に、「中国や韓国は民度が
キイキイ」という方がおられました。ですから(?)今日は
カルトではなく、軽めに(?)このネタで行こうと思います。
その「
キイキイ」な方は、「何をもって“民度”と?」という質問に対して朝鮮日報(もちろん日本語版)の『
愛国心? 商業主義? 波紋呼ぶ「故イズミ」』 という記事を例としてあげられました。はあぁ~、また朝鮮日報(日本語版)かよ~(脱力)。っと、そのときは思ってカルク流していたのですが、あとでこの記事の韓国語版の方を見てみると、う~ん、やっぱり…。前にも
朝鮮日報が日本語版で恣意的と思われる改編をしていることを書きましたが、今回も日本語版は原文をかなり省略して(エェとこ取りだけして)翻訳しております。
原文はコチラですが、文章の量だけ見ても明らかに違いますね。
大まかな内容は自動翻訳していただければわかると思いますが、ワタクシがまたおせっかいにも全訳してしまいました(ヒマなんだよ)。それでは、どうぞ。
キム・ジャンフン「小泉が私の夢を気付かせてくれた」
公演ポスターの小泉総理パロディで論争
「社会的イシュー」のたびに歌手キム・ジャンフンは歴史的意識を諧謔的に解く。中国の高句麗歴史歪曲の際は「薩水大捷(高句麗の乙支文徳将軍が611年中国隋国の30万大軍を撃破した戦い)」、「遼東(中国の半島で数多くの高句麗遺跡がある)するコンサート」(韓国語で遼東の発音は「揺動」と同様であることから「〈韓中歴史問題で〉揺れるコンサート」の意)などを舞台で披露した。今回のターゲットは日本の小泉純一郎総理。ネチズンたちは「愛国心 vs 商業主義」あるいは「表現の自由 vs 幼稚なパロディ」で喧々囂々である。
7月7日から8月7日まで、ソウル大学路のジルロホールで開かれる「キム・ジャンフンでなければできない公演」のポスターには、キム・ジャンフンが黒い伝統衣装を着た独立運動家として登場。「故イズミを想う」という文句がついている。小泉総理の靖国神社参拝、独島(竹島)領有権主張などに対する抗議の意味だ。
≪ ↑ 日本語版で翻訳(&加工)されたのはこのあたりまで ↑ ≫
論争になったポスターのアイデアを直接出したキム・ジャンフンに8日夜、ソウル江南のあるカフェで会った。
「ちょっと前に日本が独島の領有権を主張し、周辺海域を調査すると明らかにしたとき、正直ムカつきました。でも卑怯で無責任な方法で悪口を言うのはいやです。私は歌手ですから文化的に解決しようと考えた結果が笑いであり、諧謔的に表現することだというだけなのです。人々はこのフレーズを見れば、独島についてもう一度考えてみるのではないでしょうか」
民族主義者を自認する彼は当初、小泉追悼公演を考えたが、周囲から引き止められた。代わりにその思いを託したのがポスターだった。このポスターは仮に日本への入国ができなくなったとしても、言うべきことは言うという意志の表れだ。
「一国の総理を死者として扱うのは行き過ぎだという意見もありました。でもA級戦犯の位牌がある靖国神社を参拝する小泉総理は、日本が始めた戦争で犠牲となった我が国の先祖を二度も殺したことになります。(日本側は)犠牲者を肉体的、精神的に殺しておいて、こちらは名前を殺しただけで問題になるのですか。小泉はいつか(自分が)間違っていたと悟り、後悔することになるでしょう。だからと言って、日本の人たちが嫌いなわけでは絶対にありません」
キム・ジャンフンはいろいろ迷っていた若い頃からの夢を蘇らせたのは小泉だという興味深い発言をした。
最近、彼は1億ウォン(約1200万円)を快く寄付し、京畿道イルサンのシップテ教会信徒からの献金も合わせて25人乗りのバスを購入した。今月末から家出した青少年のための憩いの場として運行する。今後、家出少年のための財団を設立、バスを1台ずつ増やして全国網に広げていく計画だ。
高校を中退し、家出をして長い期間を彷徨していた彼は「韓国と日本の海軍力を比較して無気力になる自分がいた」「‘周辺の人々にやりがいを与えていけば、それが国家のためにもなるだろう。無責任に日本の悪口を言う前に、自分自身を変えていこう’と思いました。その時、前からの夢だった家出少年のためのシェルターバスを思いつきました。命を懸けてやっていこうと思います」と真摯に説明した。
シップテ教会の牧師であるキム・ジャンフンの母親も、息子が「何があろうともこれはやり遂げる。でも母さんに楽させてあげられないのは理解してくれ」と言うと「そんなことは心配しないで」と言い、息子の手をさっと握った。キム・ジャンフンが人間的に一番尊敬する人として母親をあげたのも、このような理由のためだ。
キム・ジャンフンは「『過去のあなたは小さなものであったが 未来のあなたは非常に大きくなるであろう。』(旧約聖書ヨブ記8章7節←toteknonさん、訳文の紹介どうもありがとうございました)というように、小さなことから一つずつ変えていけば、そのうち大きな力になる」「小泉パロディは間違った民族主義ではない。我々が日本を憎まず、(我々が)もっと強くなればいいんだ。そのためには自分のいる位置で最善を尽くさなければならない。小さな努力が集まればその力は莫大なものになる」と強調した。
どうですか~?
まぁ、前半だけ読んでも「別に表現の自由なんだからイイんじゃないの?」と個人的には思いますが………。私なんて、「
ひでぶ あべし」とかやってるし。でも嫌韓な方たちは「なんで韓国人に日本の首相やその靖国参拝に対して批判されなければならないんだ。‘故イズミ’だなんて侮辱だ。
キイキイ」とおっしゃるのかもしれませんね。
それにしても日本語版で翻訳されていない後半部分はイイ話ですね~。私はこのキム・ジャンフンという歌手のことまったく知らないのですが、なかなかの好青年ではありませんか。(多少、発言の中にオイオイと思うのもあるし、靖国神社にA級戦犯の位牌はないと思いますが…、まぁそのヘンは目をつむりましょう)
それにしても…、朝鮮日報(日本語版)ですわ。
お玉さんのとこのコメント欄にも書いたのですが、朝鮮日報日本語版は、クリック数を増やすための釣り記事(嫌韓な人たちが飛びつきそうなの)が多いそうですよ。だから恣意的な編集もされていたりするんだとか…。
そんな意図的に改編された記事を持ち出して「韓国はこうだから民度が
キイキイ」と言われても、韓国の人はいいメーワクだろうなぁ…。