昨日は韓国人の友人の結婚式にお呼ばれしました。
ずっと以前に書きましたが、
韓国の結婚式は“誰が行ってもイイ”んです。直接の知り合いじゃなくても、友達の友達ということで行っちゃってもイイんです。だから、「韓国の結婚式に一度も行ったコトないんで行ってみたいですぅ」と言っていた中国小姐を連れて行ってやろうと思ってたのに、前日になってメッセンジャーで「用ができたので行けません」と言ってきやがった。ドタキャンかよ。そんなとこはコリアナイズされてんなぁ。それとも中国もそうなのかよ。それとも小姐がそうなのかよっ。
ま、とにかく。
さて、新郎はJさん。以前、
警察署での日本語勉強会でご一緒した方です。
Jさんは現在、日本の某地方都市(っつーかイナカ)の公立高校で韓国語を教えています。私が高校生のころは、第二外国語を教えるトコなんか一部の私立で(しかもフランス語とか)やってたくらいなのに、最近では公立高校でも教えてるんですねぇ。しかもネイティブの教師を使って。田舎のクセに。なんかクヤしい。
そんなJさんが、おなじ町の私立高校で韓国語を教えている日本人女性と知り合い、結婚にいたりました。ご本人たちいわく、韓国語教育のカリキュラムとか教育方法ってのはまだ日本では確立されてないので、研修会とかがしょっちゅうあるらしく、ちっちゃい町(っつーかイナカ)だからまぁ、ねぇ
♥ と言っておりました。はいはい、はいー。
んで、二人とも学校の先生ということで、1月(冬休み)に日本で式を挙げ、今月(春休み)に韓国で式を挙げちゃったわけです。二人が今住んでるのは日本(のイナカ)なので、日本で式を挙げるのはもちろんなんですが、まぁ、韓国は国際結婚だろうとナンだろうと、とにかく親戚やら友人やらを呼んで式を挙げないことには、「式も挙げないだなんて、何か事情でもあるのかしら(ヒソヒソ)」という土地柄なので、韓国でも式を挙げちゃったわけですなぁ。
一説によると、「あこがれの羽織袴を着たいっ!」という新郎(韓国人)の希望と、「豪華絢爛結婚アルバムと巨大額縁入り結婚写真は韓国で作らなきゃっ!」という新婦(日本人)の希望を取り入れた結果というウワサもあります。う~ん~。どっちが日本人で、どっちが韓国人なんだか…。
そういえば、新婦のお母さんは、韓服(韓国の伝統的な衣装、チマチョゴリ)を着てらっしゃいました。なんでも着物一式は持ってくるのが大変だし、着付けをできる人がいないからだとか。でも別の日韓カップルの結婚式のとき、日本人母はワンピースとかを着ていたけどなぁ…。なんだかこのお母さん、“コスプレ魂”を持っていらっしゃる。
さて、この日韓カップルの結婚式、韓国人ゲストはもちろんなんですが、日本各地(北は北海道から南は九州まで)からも招待客が集まってきました。新郎が東京に留学していたときの友達やら、新婦がソウルに留学していたときの友達が、全国各地に散らばっているからです。それに、二人が住んでいる某地方都市(っつーかイナカ)に行くよりは、ソウルに行った方が時間も費用もかからないという理由で、日本での結婚式には出てないけど、ソウルの結婚式には来ちゃいました~という日本人がたくさんいました。
広島からその町へ行くことを考えても、確かに時間がかかるわねぇ。新幹線も通ってないし、飛行機もないし。んで、笑っちゃったのが、新郎Jさんからもらった日本語の名刺に、その町がある県を赤くマークしてある日本地図が入っていたこと。日本人からも「○○県ってどこ?」って聞かれるのね。にゃはは。
あぁ、それで肝心の結婚式ですが、通常、韓国の結婚式は
新郎入場 → 花嫁の父に連れられ新婦入場 → 花婿の両親および花嫁の母入場 → 健やかなるときも病めるときも…(以下略) → 両家の両親へのあいさつ → 退場(クラッカーぱんぱん) → また新郎新婦もどってきて写真撮影 → あとは各自テキトーに食べて帰ってね
で、時間にして15分から30分です。あと、キャンドルサービスやケーキカットなどのオプションが入る場合もあります。また、クリスチャンの場合、(以下略)が長くなったり、聖歌斉唱などがあって、これよりも長くなるので招待客からいやがられます。
今回は無宗教だったので短めだったのですが、韓国では珍しく、2次会、3次会…(以下略)がありました。フツーは結婚式が終わると新郎新婦はそのままハネムーンに出かけるのですが、Jさんカップルは「せっかくの春休みなんだから、ソウルで数日ゆっくりして
♥ 新婚旅行に行く
♥ 」とのことです。
おかげで昨日は遅くまで飲み食いしていました。
「朝までずっと…
♥ 」とか言っていましたが、さすがに途中で逃げ帰りました。
それにしてもこの夫婦、すでに2ヶ月前に日本で挙式しているとはいえ、どんな新婚初夜やねん。