あんにょ~ん。
昨日、日曜日は韓国では初めての「結婚式のお呼ばれ」でした。
バイト先の帽子の会社の社長さん(と言っても、私と年かわらん)の結婚式なのでした。
先月、バイトしたときも「来月、結婚式するから来てね」と言われてた。
でも!肝心の招待状をもらっていなかった。
「!?招待状もないのに、勝手に行ってもいいのん?出席する人数とか把握してなくてもいいの?席順とかは???」と思いながら、結婚式の前の週に、会社に遊びに(=仕事の邪魔しに)行きがてら、様子をうかがう。
そしたら、やっぱり招待状とか案内状らしきものをくれる気配もなく、ごくフツーに茶飲み話が続いたのでした。
帰りには、サンプルの帽子もたくさん Get!
(わたくし用におっきいサイズを作ってくれてるのでした)
→→→どうやら、韓国の結婚式は、勝手に行っちゃってもイイらしい。
さて、結婚式当日、その会社に以前つとめていた韓国人の友達の車で連れてってもらった。
しかし、その友達も招待状のタグイはもらってない(存在しないの?)らしく、ちゃんと辿り着けるのかなぁ~って感じ。
他の出席者(元同僚)などからも、携帯に電話がかかってくるが、「○○駅の近くらしいけど、よくわかんないんだ。」とかゆってるし。
おいおいおい。だいじょうぶかぁ~。
で、勝手に行っちゃってイイついでに、韓国語の勉強しにソウルに来て5日目の日本人の友達(21歳の女の子。韓国語不可)も連れてった。
「これも勉強だからね。」って。
さて、どうにかこうにか辿り着いた結婚式場は、何といいますか、こう、あの、「行き過ぎた玉姫殿」というか、「国道沿いのラブホの巨大化したの」みたいな外観をしております。
(*韓国旅行したとき、是非、ウォッチングしてみてね。ソウルの街中のあちこちにあります。)
中に入ると、[○○家××君 △△家++嬢 婚礼 3F]とかって書かれたマジック書きの(あれ?)案内の紙(ペロン。あれれ?)が、貼られている。
その階にあがってみると、むぉんのすごい数の招待客(招待状ないけど)がいました。いました。
走り回ってる子どもから、ヨボヨボのおじいちゃんまで。
受付けで、ご祝儀袋(漢字で『祝結婚』と印刷されてる。無地の封筒でも可。
結婚祝いの相場は3万ウォン=3千円くらいらしい)を出して(記帳なし)、食券(ん?なぁに?これ?)を受け取る。
先に進むと、あぁっ~、むっこぉ~の方に、いた。
しゃちょさん。今日はタキシード着てる。
ちょっくら挨拶したけど、しゃちょさん、忙しそう。
どうやら、韓国の結婚式とは、幼稚園から大学までの同級生、軍隊時代の同僚、(ものすごい遠い)親類縁者からご近所さんまで、はたまたそのまた知り合いの知り合いまで参加して祝うモンらしい。
その参加者にみんな挨拶してまわるって、主役はたいへんだわ。
でも、それだけ参加者が多いってことは、部外者が紛れ込んでもイイってことでもあった。
強引に連れてった21歳の女の子は、
「さっき、花嫁さんに『このコ、誰?』って顔されたんですけど、イイんすかね?」
と心配してたけど、OKなのだ。OK。
さぁて、結婚式。
両サイドに、招待客がテキトーに座ってるところに、新郎新婦がバージンロードを登場。
「病める時も、健やかなる時も~(以下略)~」の誓いをやって、ケーキ入刀やって、お互いの両親に挨拶して、新郎新婦、退場。この間、約20分。
えぇぇぇ………。これだけ?ホントに?マジで?
スピーチも、カラオケも、ビデオ上映も、お色直しもなし?ないの?
披露宴は?この食券は???
招待客は、ドヤドヤと地下の食堂に行き、バイキング形式のごちそうをタラフク食べるのでした。
あ、食券は、ここで出すのね。
別室でその間、新婦が新郎の両親に挨拶する行事があるらしいけど、当事者以外は立ち入り禁止。もう、新郎新婦に挨拶できないのね。
ごちそうを食べおわった招待客たちは、三々五々、わらわらと帰るのでした。
あぁ、こうゆう形式だから客が何百人きても大丈夫なのね。
ごちそう食べおわったあと、会社関係者も加わって、どっかでお茶でも飲もうかということになり、5人乗りの車に6人乗った。(←不法)
後ろの座席に4人乗って、せっま~とか思いながら、前の横断歩道を見ると、何と、タキシードを着たしゃちょさんと、チマチョゴリ(韓国の伝統衣装)を着た花嫁さんがテクテクと渡っているのでした。
クラクション鳴らして、みんなでさわいだから、二人はこっちに気づいて照れくさそうに笑顔をむけてくれた。
でも、韓国の横断歩道は、そんな歩行者にも容赦なく、速攻で赤信号に変わるので、二人は足早に渡って行っちゃいました。
ほんの一瞬だったけど、なんか、ほんわかした気持ちになった瞬間でした。
二人の新婚旅行の行き先は、サイパン。もう着いてるかな。
お幸せにぃ~~~。