なんかエライ久しぶりの北京旅情です。
前とつながりがないとか、文体が変わったとか、小ネタ集と似ているとか、韓国なのに北京?はぁ?とかいったクレームは一切受け付けません。また、次の更新は管理人の気分次第なのでいつになるかわかりません。
■ 北京の朝は早い
ヒローコンパ~イにもかかわらず、北京2日目の朝は6時のモーニング・コールよりも30分もはやく目をさました。中国と韓国(日本もね)との時差は1時間だから朝の4時半におきたことになる。
あ、そこ、「年よりは朝が早い」などとツッコまないように。
ところで、なぜにモーニング・コールが朝の6時なのか?
私立の大学院生とはいえ、やっぱり学生。
エーとこのボンボンが多いとはいえ、しょせん学生。
安くあげようとパッケージ・ツアー(実質は貸切なんだけど)で北京にやってきた。
パッケージ・ツアーといえば、観光地の土産物屋で買い物させてナンボである。
そのキャッシュバックはおそらくガイドのおっちゃんにある。
だからガイドのおっちゃんは観光地に連れて行こうと必死である。
しかし、我々は夕方は「現地の大学院生との交流をかねたフォーラム」(←いやー。大学院の旅行だからさー。一応はこれがメインなんだわ。)というのを予定に入れてある。
さぁ、ここはガイドのおっちゃんの腕の見せどころ。
夕方までに観光地を案内するにはどうするか。
朝早く出発すればいいだけなんだな。
そんなわけで6時起床、8時出発という強行日程が組まれてしまったのだ。
■ あんたらどっから来たん?
そんな朝の5時半。隣のベッドでは中国小姐がスースー寝ている。
小姐はお疲れのようである。
水圧の低そうなホテルだし、きっと時間もかかるよね~と思いながら、シャワーを浴びる。予感的中。シャワー全開にしてもチョボチョボとしか湯が出てこない。
どうにかシャワーを終えて出ると小姐が「せんぱいもうおきてたですカ?」
まぁ、「エェから小姐もシャワーするネ」。
んで、身支度して2人で食堂のある階に下りる。
このホテルは韓国人団体客御用達なのか、韓国人観光客でごったがえしている。
そんななか小姐と雑談しながら朝飯を食っていると、隣の席に韓国人のオバちゃん集団が「ここの席あいてる?」と入ってきた。「どうぞ。どうぞ。」と雑談を続けていると、オバちゃんたちが「ん?」という表情になっていった。んで、リーダー的なオバちゃんが興味シンシンな表情で「アガシ(←ポイント。私より9歳も若い小姐と一緒にいると得だね。)たち、どこから来たの?ウリナラ人じゃないでしょ?」と聞いてきたんだな。
小姐と私の共通言語は韓国語なんだが、私は日本人特有のカクカクした韓国語、中国人(父:漢族、母:満族)の小姐は舌足らずな韓国語である。オバちゃんたちにしてみれば、
私「コレ、不味イ。中國ノアジカ?」
小姐「せんぱい、このほてるだめのほてるね」
私「ホカノ奴ラ、マダコナイ也」
小姐「きのう、をそくまでのんでたみたいヨ」
ってな具合のフシギガイジン同士の会話に聞こえるんでしょうなぁ。
おかげで行く先々で韓国人のオバちゃんに「あんたらどっから来たん?」と聞かれまくってしまった。それにしても、なんで聞いてくるのは必ずオバちゃんなんだろう?
■ がんだ~ら。がんだ~ら。
と、いうわけで(途中かなり強引に省略)、2日目の観光のメイン、“万里の長城”に到着。

いや~、デカいわ。中国。
万里の長城って、日本列島よりも長いんですもの。
(って、確かめたわけじゃないですけど、社会科でそう習ったような気が…)
こんなのを見ていると歌いたくなる曲、そう、ゴダイゴの『ガンダーラ』。
71年生まれの私にとって、悟空は堺正章であり、三蔵法師は夏目雅子である。
猪八戒は
池中玄太 西田敏行の方がいいよなぁ。
沙悟浄はなんで関西弁だったんだろう?
あぁ、掃除時間にモップで「にょいぼう!」とかって遊んだなぁ。(←危ない)
体育の時間にマットの上で「きんとうん!」とかって遊んだなぁ。(←お約束)
大雨に打たれながら「岩から生まれた孫悟空」ごっことか…。(←おバカ)
ついでにシルクロードの新旧テーマソングも聞こえてきそうだねェ。(←万里の長城とはちょっと違う)
なのに…。なのに…。なんでコイツらはぁ~。
雰囲気こわしやがるゥ~。

(被写体全員の許可を取っているわけではないが、先輩の特権で独断掲載)