週末、ツレアイと一緒に『ゲイシャの追憶(邦題:SAYURI)』をみてきました。いやー、この
ツッコミどころ満載 豪華絢爛な映画をワタクシが見逃すわけにはいかんでしょー。
それに、ツレアイが「イイヨー。ビデオガ出テカラミレバイーデショ」と口では言いながら、見る気マンマンであった。あぁ、オマエは私が『ラスト・サムライ』を韓国人の友だちと見に行ったら、数日間機嫌が悪かったよなー。また機嫌悪くなられても私の方がイヤなんで、「ねえん。みにいこうよー。」と私が誘ったカタチで見に行くことにした。
ツレアイはテレビで『カラテ・キッド(邦題:ベスト・キッド)2』見たときもイタク(痛く?)感動してたからなー。
いやー、オマエが日本に対してどんなカン違いをしようと、妄想を抱こうと勝手だが、「なんでオマエは“おしん
”みたいにしてくれないんだ?」と言うのはやめろ。猛烈にうしろあたまを叩きたくなるから。あぁ、コイツには昔テレビでやってた『SYOGUN 将軍』はキケンだから絶対に見せてはイカンな。でも舞の海がヅラでスモウをやってたシーンは「おもしろくない」と言っていたのはヨシヨシ。
映画の感想は…。
いやー、まー、なんですかねー。あのゲイシャだかジョ
ロウだかよくわかんないオリエンタリズムは?主人公が子どもの頃、伏見稲荷にいって、お賽銭投げて、お寺の鐘の音が「ゴーン」って、笑いをこらえるのに窒息しそうになったぞ。他の人が笑ってないところで一人笑うのって、すっげー勇気がいるかも。それにしても、韓国人もこの映画を見て「おぉ、エキゾ
チック・ジャパン」とかってカン違いしているんでしょうか。それはちがうぞー。
なんと言ってもコン・リーのくされ○ッチ(←最初サノバ○ッチと書いたけど、よく考えたらこれは男性に使う言葉だったのでコッソリ訂正しました)ぶりがいいですねー。個人的には大ファンだし。すっげーカッコイイと思った。
いやー、過去には『始皇帝暗殺』なんていう“超”退屈な映画にも出てましたけど、彼女を見ているだけで、あの映画は耐えられましたもの。ところで、この人がもうチョット若かったら、主役をやってほしかったなぁ。
桃井かおりも置屋のオカーサン役がぴったりハマっていた。きっと彼女はあのフシギなジャポネズムを彼女なりに楽しみながら演技していたのでしょう。
いやー、絶対、彼女は心の中で「バカが多くて疲れません?」
って叫んでいたに違いない。
でもツィイーたんは…。『我的父親母親(邦題:初恋の来た道)』の頃はよかったのになー。今でもこの映画みたら目汁鼻汁ナイアガラで、花粉症の季節にはもってこいの映画なんだけどなー。
もうスレちゃったのね…。たぶんこれからは悪女路線で行くか、アクション映画のヒロイン路線で行くしかないと思うよ。東洋系がハリウッドでやってくには役柄が狭まっちゃうけど、もう中国では人気ないんでしょ?劇中でコン・リーに本気で殴
られたっていうのを何かのインタビュー
でみたけど、どーも“ネタ”っぽいなー。チャン・
イーモウ監督をコン・リーから“寝取った”とかどーとかのスキャンダルを、彼女なりに演出してるだけのような気がするなぁ…。
あ、あと男優陣は影うすかったなー。
ま、渡辺謙はハリウッド版フシギ東洋人(系)俳優の地位を確立してるからいいようなもんの、役所広司に関しては別にこの人じゃなくてもよかったんじゃなーい?なんかショボショボー。きっと『愛ルケ』
の主人公の役作りにもう入っちゃってるのね。
ってな感じですかね?
と、今さらながら、『SAYURI』について書いちゃいました。
ちなみに韓国での先週の観客動員数は、『SAYURI』が3位だそうです。
大ヒットってわけでもないけど、完全にコケてるわけでもないようです。