ANA国内線【PR】

在韓広島人、ハムニダ薫。いわゆる“嫌韓”な人たちの言う“韓国”がいったいどこの国のことなのかわからない今日この頃。
by hamnidak
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
けっきょく民主党って「自..
from 山階宮透の日記
韓国人からのお土産と韓国..
from 脳挫傷による見えない障害と闘..
叔母さんから韓国の生活環..
from 脳挫傷による見えない障害と闘..
「変化する可能性」
from 右近の日々是好日。
福島の汚染はチェルノブイ..
from 逝きし世の面影
原発危機:なぜ2号機ピッ..
from 静かなる革命2009
原発危機:高レベル放射性..
from 静かなる革命2009
原発危機:福島第一原発水..
from 静かなる革命2009
69年前の悪夢に重なる日..
from 逝きし世の面影
69年前の日米開戦
from 逝きし世の面影
お気に入りブログ
勝手に(ダメ?)お気に入り
ライフログ
1984年/われら
タグ
検索
ファン
XML | ATOM

skin by excite
by hamnidak | 2008-08-20 17:15 | BSE・食の安全 | Trackback(3) | Comments(3)
なんで国産牛肉の検査もしちゃいけないの?
韓国の農業団体や消費者団体が、韓国産牛に対する狂牛病全頭検査を求めているのに、韓国政府・農林水産食品部(日本の農林水産省みたいなの)はそれを拒否しているそうです。今なにかと話題の米国産牛肉ではなく、国産牛肉に対する検査ですよ。わけがわかりません。

韓国政府の言い分は、「全頭検査は費用対効果が低い」からなんだとか。う~ん、ここで政府が言っている“効果”って、狂牛病になった牛を検出することのみなんでしょうかね?それよりも、全頭検査を行うことによって国産牛肉の安全性を証明することの方が大事でしょ。農民や消費者が求めているのはそういうことなんだし。

下の韓国政府の弁明を読めば読むほど、「アメリカ牛にまで検査が及ぶとヤヴァいし~」というのが透けて見えます。まぁ、大韓民国政府の韓昇洙(ハン・スンス)国務総理さまにおかれましては「アメリカ牛は韓国牛とは比較にならないほどウマイ」とのたまわれたうえに、米国産牛肉を12kgもお買い上げになられたそうなので、それほどアメリカ牛が大事なのでしょう。あぁ、やれやれ。

どうせ私はワーキングプアーなんで、牛肉なんて長いこと買って食べていませんけどねぇ、多くの消費者が牛肉を忌避しているとばっちりで、鶏肉や豚肉まで値上がりしてるのよ(今年に入って100g当たり30~40円くらい値上がりしたと思う)。貧乏人はどうやって動物性たんぱく質を確保しろっていうのよ。ブツブツ・・・。


「国産牛の狂牛病全頭検査」異常な論争
農民は「しよう」と言っているものの、政府は「ダメ」
» YMCA全国連盟や女性民友会生協などの市民・消費者団体が12日、果川(カチョン/地名)政府総合庁舎前で記者会見を開き、国内で屠畜される牛に対する牛海綿状脳症全頭検査の試行を求めている。【果川/イ・ジョンア記者】

米国産牛肉の騒動で狂牛病の危険に対する国民的な憂慮が高まっているなか、農民団体や消費者・市民団体が国内産牛の狂牛病全頭検査を要求している。しかし政府は「狂牛病の全頭検査は国際的に事例がなく、費用対効果も低い」とこれらの要求を事実上拒否している。

全国農民会総連盟など12の農民団体で構成された農民連合と韓牛協会は先月21日、政府に国内産牛の狂牛病全頭検査を求める農民宣言を発表し、その後ハンサルリムなどの消費者団体の支持宣言や署名運動が続いた。また、‘民主社会のための弁護士の会’は狂牛病全頭検査を柱とする「狂牛病国内対策特別措置法制定法律案」を打ち出し、立法請願運動を展開している。今月21日には‘狂牛病全頭検査推進のための農民-消費者団体連席会議’が全頭検査の法制化のための討論会を国会で開く。

農民・消費者団体などが狂牛病全頭検査法制化を求める理由は、まず国内産牛の狂牛病に対する安全性を立証し、消費者が安心して食べられる牛肉を確保するためだ。また、韓国の狂牛病危険度を正確に把握し、合理的な狂牛病根絶対策を整備するという目的もある。これと同時に国内産牛肉に対してまず狂牛病全頭検査を実施しておけば、米国産輸入牛肉にも強化された狂牛病検査を要求することができるという判断だ。

農民・消費者団体などは農林水産食品部の資料を引用し、狂牛病全頭検査を行うには施設設置費用552億ウォン(約58億円)と検査キット、施設維持費、人件費などで年間722億ウォン(約76億円)の予算が必要だと説明した。施設費用を除けば牛肉1kg当たり425ウォン(約45円)の費用がかかることになる。実際、済州島は今年の3月から食肉処理施設に出荷されるすべての牛を対象に狂牛病検査を実施している。

しかし、農林水産食品部は狂牛病全頭検査法制化要求に強い拒否感を表している。農林水産食品部が打ち出した反対論理の核心は、世界のどの国も全頭検査を実施していないということだ。農林水産食品部は「世界で唯一全頭検査を実施した日本も2005年からは法的に21ヶ月以上の牛に限って狂牛病検査を行うことにしている」とし、「全頭検査を行った場合、むしろ防疫体系に弱点があるのではないかという疑いを持たれかねない」と主張した。また、農林水産食品部は2007年から実施している起立不能牛など高危険群中心の狂牛病検査が全頭検査よりも費用対効果が高く、狂牛病遮断のためには検査よりも動物性飼料禁止措置がより重要だという論理を提示した。

キム・スホン記者
(ハンギョレ 2008年8月18日)


by hamnidak | 2008-08-19 17:05 | BSE・食の安全 | Trackback(5) | Comments(1)
韓国言論の独立を守れ!
KBS(韓国放送)は公営放送でありながら、李明博政府やその賛同勢力をチャカしまくった番組を放送していることを先日このブログでも紹介しましたが、そのKBSがまたどんでもない弾圧に遭っています。

なんと、以前からその社長を解任するように李明博政府は圧力をかけていた(←これだけでもトンデモない言論弾圧ですが・・・)ようですが、ついにKBSの取締役会で社長解任要求案が通過したとのことです。しかも社長解任に反対する役員が席をはずしている間に。

李明博政府としては、御しやすい人物を天下り(韓国でも天下りは横行しているんですねぇ。ちなみに韓国語では天下りのことを「落下傘」と言います。)させて、言論統制を進めていく考えのようです。

MBC(文化放送)、ポータルサイトDaum、アフリカなどに続き、今度はKBSへの弾圧!マジでやばいぞ言論の独立!

それでは今日のハンギョレの記事です。どうぞ~。


KBS取締役会、
チョン・ヨンジュ社長解任要求案が通過

» 8日、KBS取締役会が臨時取締役会を開き、チョン・ヨンジュ社長に対する解任要求案を通過させたこの日の午後、会議を終えた役員たちが警察に警護されて汝矣島(ヨイド)にあるKBS本館第1会議室から退室している。【聯合ニュース】

KBS取締役会、チョン・ヨンジュ社長解任要求案を通過
反対役員4人が退場後、‘親与党’性向の6人が奇襲議決
解任要求・議決に関する条項なく混乱-職員・警察の衝突も


韓国放送(KBS)取締役会が午前10時10分頃、韓国放送本館第1会議室で臨時取締役会を開き、チョン・ヨンジュ社長に対する解任要求案を議決した。この日の取締役会は、今月5日に監査院が特別監査結果を理由に監査院法上の解任要求条項を根拠に解任要求権者(韓国放送取締役会)に解任提案を要求したことによるものだ。

韓国放送取締役会がチョン社長の解任要求案を議決したことに伴い、事実上、チョン社長の解任を誘導していた李明博大統領が早晩チョン社長に対する解任手続きを踏むと見られている。

しかし、監査院の解任要求と取締役会の解任要求案議決の効力をめぐっては混乱が予想される。監査院法32条9項は「(被監対象の)役員や職員の非違が顕著に認められる場合、任用権者または任用要求権者に解任要求をすることができる」と規定している。ここでの‘非違’とは、‘個人の不正が顕著だと認められる場合’と解釈できるが、個人的な不正行為が認められないチョン社長に適用するには無理があると見られているからだ。

また、取締役会の解任要求案議決と大統領の解任手続きが、現行の放送法に真っ向から違反しているという点も論争の的になっている。放送法には原則的に、公営放送社長の任期保障のために免職規定がない。また、韓国放送の取締役会には放送法に従って韓国放送社長の任命要求権のみがあるだけで、解任を要求したり、議決できるという条項がない。

この日、取締役会は初めから波乱の連続だった。出席役員11人のうち、休暇中のイ・チュンバル取締役を除き、親与党的な性向を持つユ・ジェチョン代表取締役、クォン・ヒョクブ、イ・チュノ、パク・マン、カン・ソンチョル取締役など6人が、解任案上程に反対する役員たちの意見を無視したまま、奇襲的に解任案を押し通した。韓国放送取締役会は、在職役員の過半数が出席すれば議決が可能だ。

チョン・ヨンジュ社長に対する解任案上程に反対していたナム・インスン取締役(韓国女性団体聯合共同代表)とイ・ギウク取締役(法務法人創造代表弁護士)、パク・ドンヨン、イ・ジヨン取締役は、現取締役会で解任要求案上程に反対する身上発言をした後に退場した。ナム・インスン取締役は「公営放送の歴史上、警察力を呼んだまま取締役会を開くということは恥ずべきことだ。この状態で取締役会を開くことを容認することはできない」として、10時40分頃に退場した。

イ・ギウク取締役も「放送法上、取締役会には社長への要求権はあるが、解任要求権はなく、チョン社長解任要求は上程することができない案件」だとし、「法に反する案件の上程は原則的に無効」と発言して11時30分頃に退場した。

これに先立ちKBSのプロデューサー、記者、経営協会などの職員が取締役会阻止実力行使を決議したため、 解任案可決に出席した役員たちは8時15分頃、私服警官100人に護衛されながら、本館の共済会館側の1階地下駐車場を通って取締役会会場の本館3階にある会議室に入室した。

韓国放送取締役会が開かれた本館前と1階ロビー、そして会議室のある3階では、取締役会を阻止しようとするKBS職員と、これを止めようとする請願警察*と私服警察がお互いにもつれ合い、修羅場の様相を呈した。KBS労組員、記者、プロデューサー、経営協会など、200人余りの職員たちがこの日の午前8時頃から本館に集結して「取締役会は自爆しろ」などのシュプレヒコールを叫び、激しい取締役会阻止闘争を繰り広げた。

彼らは取締役会の指示で職員たちの出入りを阻む安全管理チーム所属の職員たちに向かって「歴史に対して恥ずかしいことをするのは止めましょう」、「請願警察の人たちもKBS職員です」と叫び、同調を求めもした。

韓国放送取締役会はチョン・ヨンジュ社長の解任要求案を議決したが、当分は混乱が続くと見られている。チョン・ヨンジュ社長の弁護人団は監査院の解任要求に対して7日、裁判所に解任要求無効確認訴訟と執行停止仮処分申請を出すなど、法的対応をとることを明らかにした。民主党や民主労働党など政界をはじめKBS職能団体、言論労組をはじめとする市民社会団体が「チョン・ヨンジュ解任」を政権の言論弾圧および言論掌握と認定したためだ。【キム・ミヨン記者、映像/パク・スジン、ウン・ジヒPD】

* 公共団体あるいは銀行•会社などがその費用を納めて警察の配置を請願する制度、またその警察官。



[現場]KBS取締役会、チョン・ヨンジュ社長解任要求案通過-職員・警察の衝突も
by hamnidak | 2008-08-08 18:03 | BSE・食の安全 | Trackback(20) | Comments(0)
保守主義が韓国を救うぅぅぅ~
ジョージ・ブッシュ米大統領が昨日8月5日訪韓しましたが、それに反対する市民が各地でデモや抗議集会を行い、アムネスティから人権侵害認定された韓国警察によって、多くの人々が強硬鎮圧・連行されました。


» 平和運動団体‘平和と統一を開く人々’のある女性会員が5日午後、京畿道城南市のソウル空港正門前で開かれたブッシュ訪韓糾弾集会で車両を警察が阻止したことに抗議したが、警察によって車外に引き出され、連行されている。【ハンギョレ/城南】シン・ソヨン記者

» ジョージ・ブッシュ米大統領が訪韓した5日夜、狂牛病国民対策委主催で開かれた‘米国産牛肉輸入全面再交渉を求める集中ロウソク集会’に参加した市民たちが、集会後にデモ行進をしたところ、警察に連行された。【ハンギョレ】カン・ジェフン専任記者

» 警察が鍾路3街で赤い色素が入れられた水大砲を市民たちに発射している。【ハンギョレ】カン・ジェフン専任記者


んでも、ブッシュ訪韓を歓迎する保守派の方々もいらっしゃるわけで・・・。
» 5日夜、ソウル市庁前広場でブッシュ大統領の訪韓に合わせて韓国基督教総連合会主催で救国祈祷会が開かれ、参加者たちが国民和合、独島守護、韓米同盟強化を求めている。【ハンギョレ】キム・ジョンス記者

保守派の方々はようございましたね。警察に守ってもらいながら、ソウル市庁前広場を堂々と使えて。

そして保守派の代表的論客、趙甲済(チョ・ガプジェ)『月刊朝鮮』(朝鮮日報が出している月刊誌)元代表は、8月5日に開かれたブッシュ訪韓歓迎国民大会の席で「韓米の血盟関係は誰にも引き離せない」という演説を行い、その中でこのような発言をしました。


8月6日の前日ということを意識しての発言でしょうが・・・。
広島と長崎に原子爆弾を落とすという難しい決定を下したのは、トルーマン米大統領でした。そうして日帝は降伏し、我々は解放されました。韓国人が誰よりもまず感謝しなければならない方は、トルーマン大統領です。トルーマン大統領に感謝の拍手を送りましょう!
ふざけんな。広島の原爆で韓国人も2万人(この数字は資料によって1万~4万人の範囲内で違っていますが、広島の平和公園内にある韓国人犠牲者の慰霊碑に刻まれた数字は2万人とされています)が犠牲になっているのに。何が「感謝の拍手」だ。こんなやつが言論界の多数派の側にいるから、帰国した韓国人被爆者が声をあげられなかったんじゃないか。


そして一連の米国産牛肉輸入再開に対する抗議デモに関しては・・・
MBCが米国産牛肉は危険だと扇動し、親北左翼どもが組織的に子供たちをだまし、改革抵抗勢力と社会不満勢力が合流してこのソウルの中心地で騒乱、暴動を起こしてからすでに3ヶ月が過ぎようとしています。やつらの目的は明らかです。米国産牛肉に言いがかりをつけ、韓米両国の友情を壊すことです。
あきれて言葉を失ってしまいそうです。以前は月齢20ヶ月未満の米国産牛肉に骨のかけらが入っていただけで、「危険だ!」と言って送り返していたのに、政権が代わったとたんに月齢30ヶ月の骨付き牛肉が安全だと言われても、フツー、信じられないでしょ。その不信感が払拭されないうちに輸入再開を早々に決めた政府に抗議することの何が「言いがかり」だ。


演説の最後はこのような言葉で締めくくられています。
ワシントンにある朝鮮戦争のモニュメントには、このような言葉が刻まれています。Freedom is not free! 自由はただではありません。自由は独裁者と愛国者の血を吸いながら育つ木なのです。命と同じくらい尊い我々の自由を守るため、韓国とアメリカは共に行かなければなりません。共に戦い、共に勝利しなければなりません。Let's go together, Let's win together! 共に戦い、共に勝利しましょう! 共に戦い、共に勝利しましょう。
「共に」というよりは、単にアメリカの都合にあわせていいように利用されているだけのような気が・・・。イラクでは「自由」のために多くの人々が殺され、今も殺されています。そんな「自由」すらもこの方にとっては命と同じくらい尊いのでしょうか。


・・・・・・・・。

今日の午前中、韓国のポータルサイトで「ヒロシマ」というキーワードで検索したらこの演説ページがニュース部門の一番上に表示されていた(一番上に表示されたのは時間的に一番新しかったからです)ので、つい読んでしまいました。韓国で保守派とは、こんな「アメリカ様万歳!」な方を指すようです。

そしてこの方、このような著作があります。
『李明博革命―保守主義が韓国を救う―』趙 甲済 (著), 李 英 (翻訳)
保守主義が韓国を救うんだそうです。ふうん。


by hamnidak | 2008-08-06 17:25 | BSE・食の安全 | Trackback(11) | Comments(55)
「だって、あの子が悪いんだもん」と言ってばかりの現大統領
ほんのしばらく前、日本語メディアで嬉々として報道していた(ように見えた)盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の国家機密流出事件、あれ、一体どうなったんでしょうかね?

あ、ここで私が気にしているのは事件の結果とかじゃなくて、その事件を嬉々として報道していた(ように見えた)報道機関が、ことの顛末をその後も報道したのかってこと。

「韓国 大統領 流出 盧武鉉」といったキーワードでググってみると、出てくるのはいわゆる“朝・中・東(朝鮮・中央・東亜日報)”と呼ばれる保守系大手新聞の日本語版や、日本の大手新聞や、右派系ブログや、2ちゃんばかり。わざわざページ開いてまでして読みませんが、見出しを見る限りでは「叩いて、騒いで、終わり」という印象。

でもね、実際は下の記事のようにぜんぜん大したことじゃないことを、支持率が下がりまくりの李明博政権が騒ぎ立てただけみたいですよ。まるで、怒られたら「だって、○○ちゃんが悪いんだもん」と責任転嫁する子供のような・・・。ホントに大丈夫か、この国。



MB(ミョンバク)が歌う「みんな盧武鉉のせい」
(『ハンギョレ21』 2008年07月17日 第719号)

内容は何もなく、政治的なだけの‘大統領記録物流出攻防’のプロセス

▣チェ・ソンジン記者

李明博(イ・ミョンバク)政府と参与政府(盧武鉉政府)の大統領記録物流出攻防をしっかり理解するために投げかけなければならない質問の一つは「一体、なぜ」だ。

現在、青瓦台が峰下村(盧武鉉前大統領が退任後に居住している村)を狙って主に問題提起している内容、すなわち「何を、どう」に対する論争は、微細な点で違いが生じている。「幽霊会社が動員されるなど、大統領の記録物と原本ハードディスクの流出が組織的かつ計画的に行われた」という青瓦台の主張が正しいとしても、盧武鉉前大統領が当初から自分に閲覧権限がない記録物を引っ掻き回す性格のものではない。

△大統領記録物流出問題に対する李明博政府の攻勢が吹き荒れている。2月25日、李明博大統領の就任式に参列した前・現大統領。(写真/聯合ニュース)

問題は、この過程で盧武鉉前大統領が適法な手続きを経たのかという点だ。峰下村側はこれについて、「この問題は前大統領に対する正当な(記録物)閲覧権が保障されていないために生じた過渡期的な状況」としながらも、「これまでこの問題をめぐって青瓦台側と協議してきたが、突然このように問題提起する理由がわからない」と言及した。

両側の主張が食い違っているが、真偽がどこにあるとしてもも、見てはならないものを見たわけではなく、青瓦台に残さなければならないものを峰下村に持って行ったわけでもないのだから、それ自体が大した問題ではないというのが専門家たちの見解だ。盧武鉉前大統領側は、これまで37万件の指定記録物をはじめ、合計825万件の原本を国家記録院に残したと伝えてきた。


「青瓦台の主要関係者→朝・中・東→政界拡大」のプロセス

ならば検討してみなければならない内容は、青瓦台が今回の騒動を起こした過程と方法だ。青瓦台は7月8日に出した説明資料についてこのように話した。「大統領の記録物を無断で不法搬出した件は政治問題ではなく、法と原則、すなわち法治に関するものだ」。これは前政権に対する政治的報復なのではないのか、という民主党の主張に対する反駁だった。

青瓦台の主張と異なり、今回の事件はすでに政治的争点となった。その過程からして随分と政治的だった。政治部の記者ならば誰でも知っている匿名の‘青瓦台の主要関係者’が、朝・中・東にこっそりと関連事実を漏らしたのだ。翌日これらの新聞には‘国家機密’、‘綱紀混乱’、‘無断・不法搬出’など政治的意図が多分に含まれているとしか思えない青瓦台の主張が、巨大な引用符と共にそのまま載せられた。‘青瓦台の主要関係者’は翌日、記者たちを前にこれを再び「否定しない」という表現で強調した。

騒動はハンナラ党指導部の強度の高い発言を経て政界に‘拡大’した。論争が本格的に点火した7月10日、ハンナラ党のクォン・ヨンセ事務総長はラジオのインタビューで「サイバー上で院政を敷こうとしたのではないか」と盧武鉉前大統領を直接的に狙った。このレベルになると、民主党としても黙っているわけにはいかなくなった。自然に‘ハンナラ党vs民主党’あるいは‘李明博vs盧武鉉’の構図が完成したのだ。

李明博大統領と青瓦台が政治的危機の局面で、盧武鉉前大統領や参与政府を巻き込んだのは今回が初めてではない。

李大統領は3月15日、「青瓦台に入った2月25日夜に青瓦台のコンピューターが作動しなかった」とし、参与政府のせいにした。いわゆる‘ログイン事件’だ。言論はその後、李大統領がコンピューターを起動できなかった理由は、ログインのパスワードがわからなかったからだと青瓦台高官の話を通じて紹介した。李大統領は同月19日、再び参与政府を狙って、「最近5年間、目の前の輸出好況だけを信じて、迫り来る危機に備えられなかった」と話した。総選挙を目前に控えた状況で大統領が直接経済危機と‘政治的安定’を強調し、参与政府のせいにしたのだ。

李大統領側は‘江・不・富(高級住宅街の江南・不動産・富者)’、‘高・所・嶺(高麗大学卒・所望教会信者・嶺南地方出身)’人事の波紋が広がった際も「参与政府が人事ファイルを残さなかったので、検証過程でミスがあった」、「参与政府の不動産政策の失敗で、不動産価格がとてつもなく上がった」というような弁明を貫いた。これもやはり事実と違ったり、まったく話にならない主張だった。実際、参与政府側は人事検証に必要な資料を残したのはもちろん、人事検証マニュアルについても詳細に助言した。


江・不・富も、牛肉も-「みんな参与政府のせい」

さらに李明博政府での天下り人事は、そのほとんどが人事検証の基礎段階でひっかからなければならないような人たちだった。財産申告の内訳や基本的な納税資料などを調べさえすれば、半日足らずで深刻な問題があらわになる人事だったが、李大統領側とハンナラ党では今でも「資料がないので検証できない」という主張を繰り返している。

もっとも最近では、米国産牛肉不実現象に対する責任論に火がつくと、李大統領が直接「牛肉交渉は拙速に行われたのではなく、参与政府のときに出された条件に従って合意したもの」だと明らかにした。イ・ドングァン青瓦台スポークスマンはさらに輪をかけ、「盧武鉉前大統領が自分の任期内にすると言っておきながらしなかったことを(新しい政府が)尻拭いをした」のだと話した。これに対して参与政府の元幹部は、最近『ハンギョレ21』とのインタビューで「李明博政府発足の直前、牛肉問題をめぐって両側で議論した際も急いで処理してはならないという立場をはっきりと伝えたのに、今さら参与政府のせいにするとは記憶力がないか、良心がないとしか思えない」と語った。

以上が李明博政府が参与政府を政治舞台に‘呼び出し’した主な事例だ。大概、李大統領が行き詰るところまで追いやられたときに火がついた。最近の大統領記録物流出をめぐる両側の攻防も、このような脈絡の中で出てきた。ロウソク集会から始まった政治的危機や物価暴騰、シーソーゲームを続ける為替などによる経済的危機が重なると、「国政運営をちゃんと行えないような記録物ばかりを置いていった」(いわゆる青瓦台主要関係者)という論理を打ち出し、局面打開を図っているという分析が可能だ。匿名を条件にしたある政界関係者は、「執権初期の現職大統領ならば誰よりも強者だと言えるが、しょうもない揚げ足取りをして一般人に戻った前大統領を困らせているという印象を免れない」とし、「危機脱出のための局面打開用カードは、国民たちが‘局面打開用’として認識する瞬間からその効力が消える」と語った。

歴代大統領の側近も、「大統領記録物関連の騒動が政治的焦点にまで広がるのは適切ではない」と口をそろえている。金泳三元大統領在任中、青瓦台民政秘書官を務めたパク・ジョンウン元ハンナラ党議員は、「記録物流出に関する是々非々は、はっきりと分けなければならないが、政治的論争に拡大することは望ましくない」と語った。パク元議員はまた、「李大統領側に政治的計算があってのことではないだろうが、(仮にそうだとしても)役には立たない」と話した。


「前政権に報復する悪習はなくすべき」

国民の政府(金大中政府)で大統領秘書室長を務めたパク・ジウォン議員(無所属)は、盧武鉉前大統領が大統領記録物を体系的に管理し、残しておいた事実についてむしろ評価されるべきだと指摘した。「事実関係について正確に分かりうるポジションにいるわけではないが、盧武鉉大統領が記録物の原本を丸ごと持っていったのなら、それは過ちでしょう。そうだとしても返還すればいいことで、事前に両側の了解があったのならばそれで終わりにすべきです。まったく問題になるようなことではありません。それよりむしろ、国民の政府と参与政府が多くの資料を集めて残しておいたことについては評価されるべきです。前の政権までは、大統領記録物というもの自体がありませんでしたから」。

参与政府の初期国政状況室長を務めたイ・グァンジェ民主党議員も、「一方に記録物を管理する責任があるのならば、もう一方は閲覧する権利がある」とし、「一日でも早く閲覧システムを構築し、記録を回収できるようにすればいい」と話した。そして「前政権に対する報復政治を行う悪習はなくすべきだ」という話を付け加えた。騒動自体が不必要だという意味だ。

権力機関の言葉は政治的、あるいは社会的脈絡の中で理解するべきだ。同じ発言だとしても、誰が、どのような場所で、どのように言ったのかによって意味は180度変わりかねない。文章一つ、単語一つ、さらには助詞までも、いいかげんに聞き流していいものではない。‘青瓦台の主要関係者’たちの発言内容よりも、‘国家機密’、 ‘綱紀混乱’、‘無断・不法搬出’を云々するその本心にさらに強い関心が向かう理由だ。


by hamnidak | 2008-07-31 23:37 | BSE・食の安全 | Trackback(11) | Comments(3)
人権弾圧の韓国、Back to the 80s
一連のロウソク文化祭に対する弾圧に関して、この度、晴れて(?)国際アムネスティから「人権侵害」認定された韓国の警察・司法組織(もちろんその大元締めは李明博政府ね)です。これに関連する記事を読めば読むほど、背筋が寒くなってしまいますね。

いや~、恐ろしい国に住んでしまったもんだ。私が韓国に来たのは2001年ですが、今頃になって80年代が味わえるとは。ふ~、やれやれ。ま、日本も五十歩百歩(目くそ鼻くそ?)のような気がしないでもありませんが・・・。

それでは『ハンギョレ21』の記事です。どうぞ~。



口を閉ざして突進する政治検察?

‘逆襲の急先鋒’の役割を担い、ロウソクに強硬対応-政権が代わる度にうるさかった平検事たちも沈黙で一貫

▣イ・スンヒョク記者

李明博(イ・ミョンバク)大統領が牛肉交渉と関連し、対国民謝罪会見を開いて一週間もたたずして‘帝国の逆襲’が始まった。‘逆襲の信号弾’は米国産牛肉輸入告示の強行であり、‘逆襲のターゲット’は‘悪’の根源である文化放送の『PD手帳』とロウソクデモに参加した市民たちだった。この過程で注目された者がいた。それは‘逆襲の急先鋒’としての役割を果たした大韓民国検察だ。

△6月24日、李明博大統領が青瓦台で開かれる国務会議に先立ち、キム・ギョンハン法務部長官と話をしている。(写真/青瓦台写真記者団)


急先鋒が撃った‘逆襲の信号弾’は、6月25日に検事5人で『PD手帳』捜査チームを構成するという発表だった。‘逆襲の司令部’である政府と与党で『PD手帳』に対する一罰百戒に言及した直後の措置だった。「検事一人に任せて2、3カ月捜査する性格のものではない」(チェ・キョイル/ソウル中央地検1次長検事)という親切な説明が付け加えられた。

実際、検察の強硬ドライブは以前から予告されていた。キム・ギョンハン法務部長官が5月26日早朝に法務部局・室長たちをソウル世宗路分室に緊急招集した後、検察に「不法集会の背後勢力を探し出し、厳罰に処すべし」と指示したことが代表的な事例だ。しかし、このような厳罰意志は続いて数十万の市民たちによる自発的なロウソク合流により、‘当て外れ’であることが証明され、戦局は‘逆襲の総司令官’である李明博大統領まで窮地に追いやられる側に急転した。


大検察庁掲示板に実名による非難の書き込みが3000件以上

身を伏せて事態をうかがっていた検察は、6月10日にロウソクデモが頂点に達した後、政府と保守言論が牛肉追加交渉を指して‘成功作’だとして世論操作に出ると、動き始めた。6月16日、ロウソクデモを生中継して人気のあったサイト‘アフリカ’を運営するナウコムのムン・ヨンシク代表取締役を著作権法違反の容疑で拘束し、20日にはキム・ギョンハン法務部長官の特別指示で朝・中・東広告掲載企業の不買運動を展開するネチズンたちに対する捜査方針を発表した。このような流れを見ると、25日に警察のデモ隊強制連行に続く26日の『PD手帳』捜査チーム構成発表は、‘牛肉デモの元凶’を確実にやっつけるという宣戦布告だった。また別の元凶であるDaumの‘アゴラ’は、国税庁という別働隊に捕らわれてしまい、税務調査というひどい目に遭っていた。

しかし、引き伸ばし作戦の末にロウソクの力が弱まるのを待っていたが、鋭い爪を表に出し始めた検察に対して一般市民たちが見せた反応は冷たかった。6月20日、検察が広告掲載拒否運動をした人々を捜査すると発表した後、大検察庁ホームページの自由掲示板が炎上したことから、民心の一面を把握することができる。

「私の方から自首します。逮捕してください」という書き込みから、「検察よ、お前らは権力の犬だ」、「国民を抑圧するマフィア、本当にとんでもない」、「むしろ自決しろ。病んだ検察め」など恨みのこもった非難に至るまで3000件余りに達する書き込みがあったのだ。「検察は大韓民国のSRM(特定危険物質)」、「(前大統領に)あれだけ食ってかかってエラそうにしていた検事たちはどこに行ったんでしょう?」「大検察ではなく、鼠検察に名前を変えたらどうですか?」「正門に‘朝鮮日報に忠実にお仕えします’と書いたらどうですか。そうすれば言行一致で国民の信頼を回復できますよ」など皮肉のこもった書き込みも多かった。

△検察と警察はロウソクデモが最高潮に達したときはさっと身を伏せて情勢をうかがっていたが、ロウソクデモの参加者数が減りはじめると‘逆襲’を開始した。6月16日、光化門の交差点で警察の連行に抵抗する市民。(写真/ハンギョレ21パク・スンフェ記者)


このような書き込みがさらに重みを増す理由は、これらはすべて実名で検察を非難しているからだ。大検察庁のホームページに書き込みをするには、住民登録番号の入力など本人実名確認手続きを経なければならない。このため書き込んだ人々のIDは、その人たちの名前だった。

ロウソクデモ政局で検察の動きに向けられた一般市民たちの批判を、検察内部ではどのように考えているのだろうか?ソウル瑞草洞にある検察庁に勤務するある部長検事は「以前の検察に比べれば、ロウソクデモの対処などに関して悠然と眺める幹部が少し増えた。しかし、まだ大多数は‘ロウソクデモは過激分子が主導したものであり、子供たちがそれに影響されてしている’と見なす雰囲気」だとし、「一言で言うなら(青瓦台と長官の)意志を受け入れようという雰囲気」だと話した。検察首脳部は政権とほとんど同じ考えを持っており、これ以上期待することはないということだ。

ならば平検事たちはどのような雰囲気だろうか?実際、大検察庁のホームページにあげられた書き込みの中には、2003年‘堅持との対話’で平検事たちが当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に噛み付いていた記憶に言及しながら「平検事たちは何をしているのか」という内容を書いたものが相当数あった。しかし、平検事たちは静かだ。ソウル地域に勤務するある部長検事は、「平検事たちはまったく意見の開陳がない。特別な指示が不当だとか、もしくはこのようなことを捜査しなければならないのかとか、まったく意見が聞こえてこない。理由は私にもわからない」と語った。過去、平検事たちは検察と関連した敏感なイシューに対して個人的意見を内部掲示板に上げ、意見を集めたりもしていた。2006年、大検察庁に勤務していたクム・テソプ元検事がサムスンの捜査に関連し、チョン・ジョンベ法務長官(当時)を批判する書き込みをしたのが代表的な事例だ。

単なるロウソク民心ではなくても、平検事たちがこのように静かなのは、過去とは違う異例的な姿だ。首都圏に勤務するある部長検事は、「政権が代わったのに検察がこのように(内部的に)静かなのは初めてだと思う」と話した。実際、政権交代の度に検察内部では人事や政策をめぐってあらとあらゆる波乱が起き、その渦中で平検事たちが自分の声を上げる場合が少なくなかった。1998年の金大中大統領の就任直後は突然、全羅道出身の検事たちが大挙して躍進し、内部から多くの批判が出た。シム・ジェリュン大邱高等検察庁長(当時)の抗議波動の渦中には、平検事たちが検察首脳部の態度を批判する連判状を回したりもした。2003年に参与政府(盧武鉉政権)が発足した直後には検察人事制度改革と関連し、平検事たちが集団で反発の動きを示したため、‘検事たちとの対話’が開かれた。

△警察の強硬鎮圧を主導している魚清秀(オ・チョンス)警察庁長。(写真=聯合ニュース/ハン・サンギュン)


政治的独立性が再び俎上へ

それならば、今の検事たちはなぜこのように静かなのか?しかも検察自らが果敢に政権と保守言論の尖兵を自任する状況で、平検事たちはなぜただ沈黙を守っているのか?

これと関連し、ソウル中央地検のある平検事は「一部には気に病んでいる検事もいる」としながら平検事たちが沈黙する背景に関連して次のように説明した。「以前の参与政府(盧武鉉政権)は、青瓦台や法務部長官が‘親検察’ではなかった。それに大統領も手をのばしたため、そのような状況下で(検事たちが)自分たちの声を上げたのだ。しかし、今は青瓦台も法務部も、検察に友好的な人材でうまっている。不満があっても、そのような状況では発言できない。そのような発言自体が‘反検察’となってしまうからだ」。つまり事案の重要性よりも検察組織に対する政権または外部の‘不純な’態度如何によって、検事たちの動きが決まるということだ。どれほど汎国民的事案であっても、組織の利害関係がかかわっていなければ変数にならないと言える。

2003年、‘検事との対話’に参加したある検事は、それよりも少し‘正直な’意見を表した。「広告掲載拒否運動をするネチズンに対する捜査方針は、‘政治検察’に退行する動きではないのか」という質問に、彼は「政治的中立性はあのときのあの対話で多く確立され、朝・中・東の広告掲載拒否運動に対する捜査を政治的独立性の後退と見る視点にも同意しない」と話した。「政治的中立性は、政治的事件に対して捜査をしろ、するなという干渉を排除することだ。信頼事犯に対する長官の特別指示が政治的中立性の毀損に値するとは見なさない」という説明が付け加えられた。

結局、検察首脳部は青瓦台と長官の顔色だけをうかがい、平検事たちが同調・傍観で一貫している間に検察の政治的独立性と中立性が再び俎上にあがった。検察のこのような歩みが後世にどのような評価を受けるかは、歳月がもう少し過ぎなければわからないが、あるネチズンは大検察庁のホームページに次のような書き込みをした。「盧武鉉大統領とケンカした平検事たちはみんなどこに行ってしまったのですか?みんな弁護士になってしまわれたのですか?恥ずかしくないのですか?もう検察の独立、こんな言葉を使わないでほしいものです」。


ロウソクデモに関連した法務部・検察の歩み

5月26日
キム・ギョンハン法務部長官、早朝6時30分にソウル世宗路分事務室へ室・局長を招集。検察に「不法集会を扇動し、背後で操っている人物を末端まで検挙し、厳正に処理せよ」と指示。

6月16日
ソウル中央地検、ロウソクデモのオンライン中継サイト‘アフリカ’を運営するナウコムのムン・ヨンシク代表を著作権法違反の容疑で拘束。ナウコムは「ムン代表の拘束は政治的弾圧」だと主張。検察は「拘束と‘アフリカ’は無関係」と主張。

6月20日
大検察庁「法務部長官の特別指示により、インターネットを媒介にした企業の広告中断要求事犯を捜査する」と発表。全国の検察庁へ‘信頼阻害事犯専門捜査チーム’を構成して集中取締りに着手するよう指示。

6月27日
チェ・キョイル/ソウル中央地検1次長検事、米国牛の狂牛病の危険性を報道した文化放送に対する捜査に関連し、「検事1人に任せる捜査ではない」と発言。検事5人で捜査チームを構成。


警察庁人権委員会瓦解の背景
退行的雰囲気、委員たちの意図的な無視

「戦闘警察ではなく、首脳部が問題だ。政権の手下と化しているのに、何が人権警察だ。この状況では辞退しなければ。そうでなければどうしろと?」

6月26日、警察庁人権委員を辞退したパク・スニ/カトリック正義具現全国連合代表は、記者との通話で声を高めた。「政権が代わった後、警察が1000%、2000%完全に変わってしまった。我々がどんな意見を出しても何の回答もない。(オ・チョンス警察庁長は)基本的に人権のない×だ。就任して数ヶ月になったが、まだ一度も会えていない。今さら何を言えというのか」

2005年に警察が人権警察に生まれ変わるという意志を誇示し、発足させた警察庁人権委員会が事実上、瓦解した。形式的には委員たちの自主的な辞任だが、その背景にはオ警察庁長が就任した後に示した警察の退行的な態度や人権委員会に対する考査作戦があった。

まず警察は、李明博大統領の当選直後に‘白骨団(警察官機動隊)’復活の方針をほのめかし、戦闘・義務警察廃止案反対、不信検問に応じない者の拘留・逮捕の推進など、人権と逆方向へ行く政策を相次いで打ち出した。今となってはやっかいな存在になってしまった警察庁人権委の力を奪う実務的な作業も共に進められた。2005年に創設以降、毎月人権委会議が開かれる度に警察庁長または次長が参加し、治安監・刑務官である警察庁局・管が陪席していたが、政権が代わった後、首脳部はただの一度も人権委員たちと向かい合って話さなかった。また、今年3月の定期人事の際は人権委の事務方を務める人権保護センター所属の職員たちがただ1名を除いてすべて交代になり、警正級のポストが2つから1つに減らされるなど、組織も縮小された。警察官の中から人権分野の有功者を選抜し、特進させる制度も廃止された。

警察庁人権委員たちの活動は、意図的に無視されはじめた。オ・チャンイク委員(人権実践市民連帯事務局長)は、「意見も出し、警視庁長との面談も要請したが、何の返答もなかった」とし、「事実上、1980年代の警察に回帰するということだが、このような状況で委員としての選択の余地がなかった」と語った。

人権委員たちの自主的な辞任についてキム・グムソク警察庁人権保護センター長(総警)は、「ほとんどが1次に次いで昨年の2次まで歴任した方たちなので、お疲れのようだ」、「委員会の再構成や後続の措置については漸次検討する」と話した。

(『ハンギョレ21』 2008年07月03日 第717号)


by hamnidak | 2008-07-21 15:37 | BSE・食の安全 | Trackback(21) | Comments(9)
ロウソクなのか、タイマツなのか
[時事ナンセンス]ロウソクなのか、タイマツなのか

▣チョン・ヒョクジュン記者

10兆ウォン。姜萬洙(カン・マンス)企画財政部長官とチェ・ジュンギョン次官は、最少100億ドル(約10兆ウォン=約1兆円)の外貨保有額を最近引き下げたとおっしゃった。外貨保有額が破綻したせいでもたらされたのは、(1997年の)IMFショックだった。しかし、過去は忘れよう。このお二人はただひたすらに「ビジネス・フレンドリー」な政策のため、高レート(ウォン安)政策を固守してきただけだ。レートが高ければ、大企業は安い価格で商品を輸出し、金儲けが出来る。大企業が輸出で儲けた資金を投資に回せば、7%成長を遂げられるという政策に忠実に従っただけだ。ところが原油価格が狂った牛のように跳ね上がり、国際原材料価格もロウソクのように燃えはじると、ひっそりと高レート政策をおたたみになっただけだ。お二人は立ち遅れて為替に介入すると言いながら韓国銀行ディーリングルームを通じてドルを売り、ウォンを急落させようとしただけだ。そうやって10億ドルが放出されると、為替投資家たちが為替差益を‘ごっくん’となさった。高レートのために原油価格や小麦価格の高騰が負担となっていた庶民にとって、いいことは何もない。だからと言って、お二人に対して『PD手帳』*のように司法的定規を突きつけてはならない。『PD手帳』は政権の政策を批判した不敬罪を犯したが、政権の政策的判断は司法的判断の対象にならない。姜慶植(カン・ギョンシク)元経済副首相は、こうして裁判所で無罪となった。

70ウォン。バス料金が70ウォンだとおっしゃる方いらっしゃった。貴公子のようにステキなこの方は、7月3日の代表を選ぶ全党大会で2位になった鄭夢準(チョン・モンジュン)ハンナラ党議員であらせられる。チョン議員は、コン・ソンジン議員の「バス料金が今いくらか知っているのか?」との質問に、「70ウォン」**とおっしゃり、庶民たちをいらつかせておしまいになった。もちろん、その質問をしたコン議員も米1升、練炭1個の値段がいくらか知らないはずだ。鬱憤をためていたチョン議員は、全党大会の政見発表で‘サッ’とバスカードの‘Tマネー’を取り出した。「マウルバス(近距離バス)に700ウォンで乗った記憶があるのに、口からはなぜか70ウォンと出てしまった」というご丁寧な説明までされた。しかし、チョン議員が取り出したグリーンとパープルのTマネーカードは、中高生用のものだった。

新3高。物価と為替、金利がブレーキもかからず上がり続けている。6月の消費者物価上昇率は5.5%を記録し、9年7ヶ月ぶりに最高値を記録した。7月4日、ウォン-ドルのレートは2日連続で高騰し、2年8ヶ月ぶりに1ドル1050ウォン代に突入した。4月末に5.47%だった銀行債金利は、6月末には6.49%まで上がった。7月4日、ソウルの平均軽油価格は1リットル当たり1961.04ウォンとなり、先週より7.92ウォン急騰した。物価は上がるばかりで、下がるものがない。政府・与党は原因を‘ロウソク集会’に定めた。政府は今の状況が‘第3のオイルショック’だとして、国民に‘痛みの負担’を求めた。ハンナラ党も同調して経済を脅かす‘ロウソク’を消さなければならないと主張した。ところで李明博(イ・ミョンバク)大統領は、経済を生かすためにタイマツを高く掲げようと訴えている。そんななか、下がるものも出てきた。7月4日、KOSPI(総合株価指数)は3カ月ぶりに1600のラインを下回る1577.94で終わった。これはロウソクのせいなのか?それともタイマツのせいなのか?

(『ハンギョレ21』 2008年07月09日 第718号)


* MBC文化放送の時事番組。狂牛病の危険性に関する番組を放送して政権のお怒りにふれたらしい。歪曲報道だ、謝罪放送しろだのなんだのと弾圧されている。あれれ?でも盧武鉉政権のときは、月齢20ヶ月以下の牛でも危険だ危険だと保守系メディアも報道していなかったっけ?それなのに李明博政権に代わったとたんに、月齢30ヶ月の米国牛でも安全になってしまうからフシギだ。

** 2008年7月現在のソウル市内の一般バス料金は、現金の場合1000ウォン、上記のTマネーカードの場合は900ウォンです。現代財閥の御曹司であらせられる鄭夢準(チョン・モンジュン)議員のおっしゃる70ウォン(約7円)では・・・・・・・残念ながら買えるものが思い当たりません。


by hamnidak | 2008-07-17 17:58 | BSE・食の安全 | Trackback(18) | Comments(2)