2003年09月06日
あんにょ~ん。
なんと、引越しをしなければならなくなりました。
ある日、彼氏と二人で家に帰ったら、大家のおばちゃんがひょっこり現れて、
「この(ボロ)家を壊して新しい家を建てるから、出ていってくれ」と。
しかも、旧盆あけ(その時から2週間後)までに。
がちょ~~~~~ん。
なんなんだ、その理不尽な注文は。
しかも、2週間後だなんて、急すぎる。
しかし、他の住人たちはそれほど衝撃を受けた様子もなく、淡々と荷造りをして、
一人、また一人と出ていっている。
気が付いたら同じ階(半地下)の住人は、私らだけになってしまった。
韓国では借地借家法が整備されていないのか?
借り主の権利はぁ!?
て、いうか、金額が小さすぎて、法的に争っても時間と金のムダだからなのか?
大家といえば親も同然、店子といえば子も同然と思っていたのに。
貧乏ヒマ無しな店子は泣き寝入りするしかないのね。
アイゴーーー。アイゴーーー。アイゴーーー。
実は、我が家の家賃は月18万ウォン(約1万8千円)。
補償金(日本でいう敷金・礼金)無し。だから、出ていくときも何ももらえないの。
これは、大都会ソウルでは破格の値段なのよ。(ソウルの沼田とはいえ)
部屋は4畳半くらい。トイレ(クサイ)、バス(と言ってもシャワーしかない)、
台所は共同。でも、他の部屋の住人たちは、ほとんど料理しないから、
二人で貸切り状態で料理してたのさ。
なのに、最近この近所の学生街でも、ボロっちい下宿や学生寮などは
次々と取り壊されて、新しいワンルームマンションに建て替わっているのです。
で、おとなりの下宿もこの度、建て替えることになり、その工事を見ていた
うちの大家のおばちゃんも、
「じゃ、ウチもやろうかなー」とか思いはじめて、こうなったらしい。
(あくまでも推測)
で、で、ワンルームに建て替えて、新家賃は40万ウォンに設定。
(ここまでは聞き取り調査済み)
大家のおばちゃんは、銀行で融資を受けたお金も、保証金(敷金・礼金)で
すぐに返済して左団扇の生活に突入という人生設計らしい。
(これはあくまでも推測。)
うえぇ~ん。
今時、家賃が(ボロいとはいえ)30万ウォン以下のところって、ないよ。
しかも、ここって保証金ナシだったけど、ほかのところは保証金がいるでしょ。
それに、台所(しかもガスコンロじゃなきゃね。新築のはほぼ電熱コンロ。)が
勝手に使えるところって、あんまりないし。
あぁぁぁぁぁ~。
”狭いながらも楽しい我が家”で、二人でパ~ラダイス(桂小枝的な意味で)を
築いていたのに。
卒業まではここに住んで、バイトしながらだったら、どうにかこうにか生活できる
水準だったのに。もっとバイトをしなくちゃならなくなったみたい。
それ以前に、(格安の)新居を探さねば。
引越しもどうすんだ。
少しでも荷物を少なくするために、備蓄食料を食べなくては。
彼氏は自分が運ぶ(引っ越すといっても、どうせ近所だし)と言っているが、
友達から車借りたほうがいいんじゃないのか?
時間がない。時間がないんだよ。
(っていうか、メール書いてるヒマがあったら家探ししろってか?)
なんだか9月になっても気が晴れない(だって、ずっと雨なんですもの)と思った
ら、これの予兆だったのね………。
どうせなら夏休みに言ってくれよ。おばちゃん。
もう、お勉強もしなきゃなんないんだからさぁ。
アイゴーーーーー!!!
薫