寝正月
2003年02月03日
あけましておめでとうございま~すっ。
旧正月を祝う韓国では、陽暦の正月は単なる休日で、今が新年なのです。
1年に2回も正月なんて、得した気分。
ま、お年玉はもうもらえない年じゃけど。
さて、今年の旧正月は金曜日からの3日間のみ。
振替休日という制度がない韓国では、日曜日に休日が当たっても、ただのアンラッキーで終わってしまうのです。
この、たった3日間でソウルと地方を往復する人たち、大変だったろうなー。
お正月と言っても、韓国人の友達はみんな実家に帰っちゃう or 親戚のじいちゃんちに集まるなどでソウルからいなくなってしまい、バイトももちろんない、学校もない、何もない、NOTHING で、外国人にとっては寂しい時期なのです。
だからこの3日間は、彼氏とゴロゴロと寝正月でした。
木曜日の夜、テレビのチャンネルをガチャガチャとしておりますと(我が家では昔懐かしのリモコンなしの中古テレビ)AFN(在韓米軍放送)で『タイタニック』をやっておりました。
こうゆう時節柄、米軍放送なんて、どんなプロパガンダを見せられて洗脳されるかわかったもんじゃぁない、と日頃は敬遠しておりますが(とか言いつつ、実は私は英語わからんし、彼氏はヤンキー英語が嫌いなだけですが)単なる映画だし、ま、いいか、ということで見始めたわけですわ。
しかし、時間はすでに1時をまわっている。
見始めたシーンは、アフガンハウンドがデッキを散歩しているシーンから。
見終わった頃にはすでに5時ちかくになっておりました。
そっから、まさに昼夜逆転。
お昼ごろまでゴロゴロ寝て、夜12時くらいまで外をほっつき回るという生活を送ったのでした。
金曜日の夜、家に帰ると、ドアの前に何やら置いてある。
見ると、山盛りのマンドゥ(漢字で書くと饅頭=韓国の餃子)だった。
大家のおばちゃんが、寂しそうな外人(?)に、お節料理をわけてくれたのでした。
しかしなぁー、おばちゃん、マンドゥって豚肉つかってるじゃん。
彼氏が食べれんから、私ひとりで食べなきゃなんないのよ。
しかもこの量、ハンパじゃないし。2人分にしても、多すぎるよぉ。
そう言やー、去年の旧正月も日本語の教え子(高校の時に、あんだけ国語の成績が悪かった私が、韓国人に日本語教えてるなんて、犯罪ですな)から、マンドゥを山ほどもらって、一人で食べたなぁ。
というわけで、正月の間、私は一人でマンドゥを(フライパンで焼いたり、スープにしたりして)食べ続け、彼氏は一人で簡単に食事をすませるという3日間を送ったため、特別に正月料理とかはしなかったのでした。
あー、当分はマンドゥ食べたくない。
寝正月ボケで、脳みそがマンドゥになってしまったような状態です。
そいじゃまた。
薫