「視野が狭い」とコメント欄で言われてしまいましたので、日本の
読売新聞の記事なぞをベースに書かれた聯合ニュースの記事を翻訳してみました。
読売新聞の記事だけを読むと「自衛隊が即時に対応できるようになった。よかった。よかった」という面だけしか見えてこないようなのですが、こちらの聯合ニュースの記事(↓)を最後まで読むと、自衛隊がゴラン高原に派遣されたということや、日本の特殊部隊が海外に派遣されるのは初めてということがわかるような気がします。
これはやっぱり「視野が狭い」からなんでしょうかね。それでは翻訳記事をどうぞ。
日本の防衛省、自衛隊の海外派遣即応体制を強化
【東京=聯合ニュース】イ・ホンギ特派員=日本の防衛省は国際平和維持活動(PKO)などのための自衛隊特殊部隊の緊急海外派遣時に即刻対応できるように準備態勢を強化することにしたと読売新聞が26日に報道した。
特に派遣部隊のうち、まず派遣される先発隊員たちが現地で使用する装備や生活用品などを一貫してコンテナに入れて常備しておくことで、緊急派遣に即刻対応できるようにする方針だと、同紙は伝えた。
これにより陸上自衛隊特殊部隊の“中央即応集団”は、派遣命令が下された場合に必要な装備や物品を一々準備する必要がなく、常備されたコンテナをそのまま輸送機に載せて現地へ発つだけでよくなる。
防衛省は今年の一月に省に昇格し、自衛隊の国際平和維持活動が付随的な任務から“本来任務”に変わったことによって、海外活動大勢を拡充することになったと同紙は明らかにした。
常備コンテナには大型洗濯機はもちろん、汚水浄化施設、生活用水貯水タンク、攻撃を受けた場合のシェルターなどを備え、1500人程度の活動に対応するとのことだ。
人道支援などに派遣される先発隊の場合、水道や電気などがない場所で1カ月程度生活することがあるが、これまでは海外派遣が決定した後に各部隊から必要な装備などを集めてコンテナを梱包していた。
自衛隊の中央即応集団では、来年初めに国際平和維持活動のために先発隊として派遣される700人規模の“中央即応連隊”が設立される。 今回導入される装備コンテナは、この部隊が使用することを想定していると伝えられた。
一方、今年3月に創設された中央即応集団は、今月24日、部隊員24人を中東のゴラン高原に派遣した。 これらはイスラエルとシリアの停戦監視任務を担当している国連平和維持軍の一員として、現地で生活物資の輸送や道路の補修などの後方支援業務を遂行することになる。
日本の特殊部隊が海外に派遣されるのは今回が初めてだ。
米陸軍の迅速起動軍であるストライカー部隊をモデルとしたこの部隊は、陸上自衛隊の6個部隊約3200人で発足し、来年には4000人まで規模を拡大する計画だ。