先日、ソウルの金融街にある某大手会計事務所に勤めている韓国人の友だちから電話がかかってきた。
「ある日系企業に提出する○○△△書の韓日翻訳を、薫さんの会社に頼むといくらか?」
という内容だった。
経済・金融関係っスかぁ?
ウチの会社で扱ったことがある分野なのか???
まぁ、どうせボツになるだろうと思いつつ、課長さんに軽く聞いてみて、その金額をそのまま友だちに伝えた。
「じゃ、クライアントに相談してまた返事するね」
ということで、まあ、そんなコムズカシイ分野はそれを専門にやってる翻訳会社に依頼するだろうと高をくくっていた。
そしたら数時間後、
「翻訳会社に頼むと高くついちゃうから、薫さんがバイトってことでやって!」
と言われてしまった。
ええ、やりますわよ。
はっきり言って、翻訳なんて会社員として固定給もらうより、フリーランサー(と言えば聞こえはいいが、実情はバイト)でやった方が絶対に実入りはいいんだから。
ビザの問題さえなければ、会社勤めてるよりぜったいフリーでやった方がいいわっ!
と、快諾したものの、条件を聞いてビックリ。
納品は金曜日(つまり今日)の午前。
分量もけっこうある。
するってぇーと、ナニかい?
私に職場でやれってことかい?
ええ、ええ。やりますわよ。
カネの亡者と言われようとも、やってやりますわよ。
と、いうことで、今週は本来の仕事に加え、内職までしていたのでした。
エンジニア部門の人たちは、納期をいくつもかかえてアップアップしているのに、ハムニダは同僚たちが日本語わからないのをいいことに、仕事しているフリをして内職をしていた。
(いや、ちゃんと本来の仕事もしましたけどね)
それにしても昨日、その友だちに翻訳したファイルを送って、会計分野ウン十年の韓国人のじーちゃんに監修してもらったら、かな~り修正されていた。
はぁ~、いろいろちゃんと調べながら翻訳したのに…。
いくらその道のプロとはいえ、韓国人に日本語を直されたら凹むね。
まぁ、いいさ。
カネのためならっ。