黒い制服・軍服、大漢門の盧前大統領焼香所を破壊し、逃亡
»黒い制服を着た保守団体の構成員が24日朝、大漢門にある盧武鉉前大統領の焼香所を破壊する場面をある市民が撮影し、動画サイトYouTubeにアップした。
ソウル徳寿宮大漢門前に設けられた故盧武鉉前大統領の焼香所が24日、身元不明の何者かによって破壊された。
焼香所を運営する市民たちは、「午前5時30分頃、保守団体の構成員と思われる黒い征服や軍服を着た80人余りが近づき、焼香所のテント8個と内部の什器などを2~3分間めちゃくちゃにした後、逃走した」と話した。市民は「周辺で警備をしていた警官60人余りは、これを傍観していた」と主張した。焼香所の破損当事、焼香所の運営陣は大多数が寝ており、物理的な衝突は特になかった。
警察は大漢門周辺のCC(閉鎖回路)TVなどを分析し、焼香所を破壊した者たちの身元を確認したうえで、器物損壊容疑で立件する方針だ。警察関係者は焼香所破損のときに警察が傍観したという市民側の主張に対し、「早朝に突然起きたことであり、警備にあたる人材が行動に混乱をきたしていた可能性がある。その部分も調査し、経緯を明らかにする予定だ」と話した。
[あるネチズンがYouTubeにアップした大漢門の盧前大統領焼香所、奇襲撤去場面]
この焼香所は盧前大統領が逝去した先月23日から運営されているが、保守団体は撤去を求めつづけてきた。
焼香所の運営陣は、焼香所の施設を修理し、盧前大統領の49日の供養が行われる来月10日まで弔問客を受け入れる計画だと明らかにした。
キム・テギュン記者【ソウル=聯合ニュース】